2017.06.24

フランス_幻の湯滝探しへ(Source De La Cascade)vol.1



「実は、このチュエス( Thues)という村にも2つ秘湯があるのよ!
そのうち1つは私と主人が山を歩いていて、偶然見つけたお湯の滝で、
まだ地元の人にも知られていないとっておきなの。
お湯が崖から流れ落ちていて、滝になっているの。」


滞在2日目の朝、民宿Casa illiciaの女将クラウディアさんが少し興奮気味で、
新しい野湯の存在を教えてくださいました。

「いきます!いってみたいです!大体の場所を教えてください!!」

即座に飛びつくわたし(笑)この飛びつきの速さは日本でもフランスでも同じ。
目的の2つの温泉に行き、かなり満足していたはずですが、
こんな棚ぼた話を聞いて、スルーできるはずがありませんでした。
早速、地図とペンを持ってきて行き方をヒアリング♪
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その湯滝の場所は、温泉病院の近くにある山の奥。大体の行き方を聞いた後、早速温泉病院に行き、探索開始です。それにしても、この温泉病院・・・湯量が豊富。側溝や道路脇・・・」いろんな所から源泉があふれ出していました。ちなみに、こちらの病院「M.A.S.」という名称で、精神科の患者さんたちが一定期間滞在され、チュエス(Thues)の源泉を引いた院内温泉で保養されるのだそう。
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※温泉病院から出る廃湯。付近の河原は赤茶けた色に染まっていました。


病院の源泉タンクからも、未利用の熱いお湯が溢れ出しています。
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それだけじゃないんです!!
他にも蛇口から温泉が垂れ流されている場所などたくさんあり、辺り一帯の泉源の豊富を物語っているようでした。石膏臭と硫黄臭を放ち、温度も40℃以上ある正真正銘の温泉です。溜めて入ったらものすごく気持ちがいいと思います。
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源泉に後ろ髪をひかれながら、女将クラウディアに言われた通り、病院の脇の登山道をあがります。
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15分ぐらい歩いたでしょうか。とある駅に辿り着きました。「Thues-Entre-Valls」駅というそうです。見た目は閑散としていますが、今でも1時間に数本の列車が走っています。
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あ、列車が来た!!」
観光列車 トラン・ジョーヌ(Train Jaune)が走ってきました。フランスで最も高いところを走る観光列車で、ピレネー地方の標高1600mぐらいのところも路線にはいっているそう。この季節は特に人気があり、お客さんは見る限り満員。で、車掌さん、わたしが立ち止まって見ていたのに気づき、列車を止めてくださいました。
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・・・・が、車掌さんにお礼を言って、わたしのことはスルーしていただきました。
「ごめんなさい、車掌さん。私の目的地はこのトンネルの先にあるので。列車には乗れないのです心の中でそう呟きながら、駅を通り過ぎトンネルの真っ暗闇の中へ突入。
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ちなみに、線路には「高圧電流」が流れているので、足もとに注意して歩かなければなりません。少しでも触れると感電しちゃいますから。。
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そんなこんなで歩くこと2時間・・・

ひたすら線路を辿って歩くのですが、いっこうに、湯滝へつながる獣道は現れず。とうとう途方に暮れてしまうのでした午後から雷雨の予報。。もう時間はありません。
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「あー、焦るなぁ。もし湯滝が見つからなければ、
あの病院近くの源泉でも汲んで帰ろうか。。」

・・・と。いろいろ不安が頭をよぎるのでした。

つづく。


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2017.06.21

フランス_カナベイユ温泉 (Canaveilles les bains)




プラットバラゲの次に行きたかった温泉がココ。
「カナベイユ温泉」

川の畔に湧く自噴泉です。
実は、この温泉を唯一紹介しているヨーロッパの野湯紹介サイトがあって、
初めてカナベイユの写真をみた時、その美しさに心を奪われました。

でも、こちらの温泉、地元の方だけが知っている秘湯だけあって、
なかなかインターネット上のリサーチでは場所をつきとめることはできませんでした。

で、最終的にたどり着いたのが野湯マニアのオーナーが経営する民宿。
ここに泊まって、直接場所の聞き込みをしたってわけです(笑)
いるんですね~、フランスにも。マ・ニ・アが♡

さてさて、まず、たどり着いたのは、「Olette-Canaveilles-Les-Bains」の駅。訳すと「カナベイユ温泉駅」という、何とも温泉郷らしい名前なのですが、今は温泉施設はありません。19〜20世紀にかけヘルスリゾート施設があったそうで、その名にちなんで付いた駅名だそうです。
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まずはオーナーに言われた通り、道路脇に車を駐車し獣道を下ります♪ここからは、宮城蔵王の「カモシカ温泉」の道中みたく、ず〜っと下り!(まあ、カモシカ温泉よりは高低差はないのだけど。)
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10分ぐらい下ると目の前に美しい川が出てきます。ここまでくれば温泉はもう目の前!対岸に湯船があるので湧いているので、足をとられないように慎重に川をわたります。見た目より以外と勢いは強いんですよ。だから要注意!ここで滑ってカメラでも落とそうものならGAME OVERなんで!!
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「おーっ!あったよ、湯船が
手前から奥にかけて3連の湯船が並んでいますよね。これがカナベイユ温泉です。丸い石で囲われていて、ちゃんとした湯船の形になっているのにも驚きましたが、足を踏み入れて更にびっくり!川渡りで冷えた脚をほっこりと癒してくれる42℃の適温★これは極楽だわ~(*'▽')
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※動画を撮ってみたよ。見てね→【動画】カナベイユ温泉


これは湯船からの写真ね。川に手が届いちゃうぐらいの一体感、耳に心地いい小鳥のさえずり・・・いやもう、きもち良すぎて時間を忘れてしまいそうでした。
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常に底から自噴しているので、場所によっては「熱っ!」って声を出してしまうほど、高温です。たとえて言うなら、岩手の藤七温泉で底から湧く熱いお湯を感じる感覚と似ています。
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※微硫黄臭、42℃(泉温65℃)

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奥にある岩の割れ目から65℃の温泉が湧出しているに加え、湯船の底からも気泡と共に温泉が湧いているのも贅沢!これだけ湧出してれば、お湯が新鮮じゃないわけがな〜い。
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毛足の長い湯の花もふわふわと踊っていました。
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今回廻った野湯のなかでも、入浴中他に人が来ず、完全なプライベート入浴になったのが、こちらのカナベイユ温泉。快適さでいうと、断然、ナンバーワンでした。
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まだ続くよ♪
フランス野湯紀行(*^^)v

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2017.06.18

フランス_プラットバラゲの源泉 (Source chaude Prats Balaguer )



昨日、出版記念イベント@高円寺パンディットが無事に終わりました!!!
(本当にありがとうございました。)その模様は、また後程アップしますね。

6月にフランスに野湯探しに行っていました。
知られていない秘湯がごろごろ出てきて、すっごく刺激だったのでレポしますね(*^^)v

まずは「プラットバラゲの源泉」
ピレネーカタランヌ自然公園内にある地元の人にしか知られていない野湯です。
山の斜面を湯煙をあげながら源泉が流れ落ちるワイルドなビジュアルが特徴で、
私が今回フランスで一番行きたかったところでもあります。
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※写真は登山道のゲート。


アプローチは下りの登山道で、途中簡単な沢わたりもありますがハードではありません。周りには牛さんも放し飼いになっていて、ピレネーの大自然を満喫しながら温泉に行けます♪
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ほら、こんな長閑な風景も(*'▽')
フランスでは気温の高いこの時期、標高の高い草原で牛や羊が放し飼いされるんだそうです。温厚な牛さんもいれば、こっちに気づいて近寄ってくる牛さんもいて、横切るのは、ちょっと怖ったけどね。
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で、牛さんの群れを横切り、20分も歩くと、突如、一帯が硫黄の香りと湯気に包まれ、目的地に近づいたことを真っ先に知らせてくれるんです。ちなみに、源泉温度は実測で61℃でした。
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源泉は山の斜面を流れ落ち、その先にはいくつもの露天風呂が・・・
「うわ、着いた!!」
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「よいしょ、よいしょ。」
滑らないように、下の露天風呂へと移動・・・。なかなか急な斜面ですし、源泉が斜面を這うように流れているので土が柔らかく、滑りやすいです。
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★★プラットバラゲの源泉へ到着★★
ほのかに硫黄の香りが漂う、つるつるのお湯。温度は高低差で下げられ、露天風呂では43℃ぐらいになっていました。ビジュアルもワイルドですが、浴感も最高!
プラッツバラゲ

流れ落ちてくる源泉で滝行をしてみたり、ごろりーんと寝転んでみたり。想像していたよりもかなり快適でした。
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私が浸かっている露天風呂の下には更に5つぐらいの湯船があり、下にいけばいくほど温度が低くなります。一見すると、北海道の知床半島にある「三段の湯」・・・ですね(笑)ここがフランスだなんて、思えないようなビジュアルです。
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モデルになってくださったお父さんが浸かっている湯船で大体39℃ぐらい。この地域がスペインの国境ともいうこともあり、お客さんはスペイン人とフランス人が半分半分。皆さん、かなりの常連さんたちのようで、ゆったりと長湯を楽しまれていました。
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ヴィシーやエビアンなんかにも代表されるように、
これまで、フランスには冷鉱泉しかないのだと思いこんでいましたし、
(あっても泉温30℃台とかね。)

「野湯」なんて、絶対にないんだと信じてましたが、そんな私の考えは一転しました。
それどころか、温泉好き・野湯好きさんもたくさんいらっしゃって、
日本と同じような温泉文化があることに驚きを隠せません。

フランスの野湯紀行まだ続きますが、今回、地元の人の情報で、
まだ本やインターネットに掲載されていない、かなりクローズドな秘湯に出会うことができました。
うひひ。ちょっとだけ、おたのしみに^^

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2017.05.25

イベントのお知らせ


★イベントのお知らせです★

「わたしのしあわせ温泉時間」 出版記念トークイベントやります(^^)/

題して・・・・


「絶景秘湯×恋する世界一周 ~わたしが命がけで絶景を見にいく理由〜」

【場所】高円寺パンディット
【時間】6月17日(土)17:30~20:30
【料金】1800円(※オリジナルタオル付き)
【出演】金裕美(トーク)、窪咲子(ゲスト)、よねざわいずみ(MC)


★解像度高★
↓↓↓
【URL】お申し込み&詳細はコチラから


本に載ってる温泉のエピソードをはじめ、載せれなかった秘湯、ちょっと笑える裏バナシなどなど。
それと、場所は秘密ですが・・・・ 
6月に行く野湯の速報レポートも(時間が許せば)あるかもです(^^♪

ゲストにトライベルライターとして仕事をしながら、これまでに68か国を訪れた窪咲子ちゃんを迎え
「この夏行きたい世界の絶景スポットの紹介」や「世界一周時のエピソード」など色々聞いちゃいます。

MCのよねざわいずみさんは、2013年にJR・私鉄駅訪問を達成したスゴイお方なのです!!Wikipediaみてね。
もちろん、温泉やB級グルメもめちゃめちゃ詳しく、MCと言いつつも、いずみさんの喋りとツッコミが今から楽しみです

温泉が好き、秘湯が好き

な方はもちろん、

単純に旅が好き な方。

酒のつまみに、綺麗な写真を観ながら女子トークでも聞いてやろうかっ!

って、方も大・大・大歓迎です(^^)/
30人定員のライブハウスなんで、和気あいあいと盛り上がりましょ。
お待ちしておりまーす。


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2017.05.21

岩手_須川高原温泉


須川高原温泉

栗駒山の中腹に建つ豪快な自噴の宿です。
溶岩石の間のいたるとこから温泉が自然湧出しており、その湯量は一目見ても凄いのが分かります。。
雪解け水が多い5月のこの時期、1年の間で湯量が最も増えるそうで、
ちょうとタイミングよく行くことが出来ました。

今回、宿泊させていただき、1日堪能しましたが、それはもう大迫力でした!
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※さすが標高1126m!小雨が降ったり晴れたり、天気が目まぐるしく変わりました。


まずは須川高原温泉の看板でもある露天風呂の「大日湯」へ。
宿舎とは別棟に脱衣所があります。
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これ、本当にすごいのですが・・・
宿舎から大日湯に行くまでの道の脇に、大量に温泉が流れる用水路のようなものがあります。
実はこれ、全て源泉からの「余り湯」。水路を通って捨てられるそうです。
適温、ドバドバ・・・思わず、ここに浸かってみたいという気を起させる豊富さです。
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うわーヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
脱衣所の扉を開けてびっくり!
目の前にはプールほどの広い湯船があり、その裏にある山からザブンザブンと音をたてながらお湯が運ばれているのです。温泉のしぶきか霧がわからないような水蒸気が舞っており、もう「自然さながら」というか「自然むき出し」の状態。
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源泉名:須川温泉、泉質:酸性・含硫黄・鉄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉、泉温:50.5℃、pH:2.2、成分総計:3,120mg/kg


お湯は酸性の硫黄泉。酸性泉特有のキシキシ感はなく、逆にすべすべしているように感じました。
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山側から「これでもか!」と言わんばかりの勢いで木製のパイプをつたって運ばれてくる様は、まるで「お湯の生産工場」です。余りにお湯の量が多いので、源泉から湯船に注がれるまでの間にお湯が下にこぼれまくり。湯船の下もこぼれたお湯でお風呂みたいになっている訳がわからない凄さ。
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山側からお湯が運ばれてくるポイント。一応、ここが湯口です。
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湯船からもオーバーフローしており、つまり、源泉かけ流し+源泉からの捨て湯・・・
うんうん、豊富な訳ですね(^_^;)
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内湯の大浴場にも入りました。こちらのお湯、すべすべ感が一番強く感じました。また、ラッキーなことにお掃除後の一番湯に入れていただけたので、お湯がもう、何というか、この上なく新鮮で・・・お湯に浸かった瞬間、「きもちいいっ〜!」って、思わず叫んでしまいました。こんないいお湯、今まで入らなかった自分を悔やみます。
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横には露天風呂もありますよん。
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〜須川源泉ツアーへ〜

「よし、源泉のある場所に連れてってやろうか!?」
帰りがけ、湯守さんの有難い提案に飛びついた私。裏山にある源泉を案内していただくことになりました。実は、この山の斜面に「ちび釜」「大釜」「神釜」と3つのお釜(源泉槽)があり、その3つのお釜から、お隣に建つ「栗駒山荘」の供給分も含めて毎分15000ℓものお湯が運ばれているんだとか。しかも、この3つのお釜の他にも、岩の間からいくつも湧出しているポイントがあると伺って、更にその湯量に感動しました。
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※写真は大釜。ここから中浴場と露天風呂にお湯が供給されています。


鳥居のたもとにあるのが「神釜」です。
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釜のサイズは、それほど大きくないのですが、ここの源泉だけで、大浴場と貸し切り風呂(この時は工事中)にお湯を供給しています。
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一番小さいのが、こちらの「ちび釜」。露天風呂の温度調整のためにお湯を使っているそうです。
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湯守さんは、山と温泉が好きなこちらの男性。お客さんと出会って話すことが、この仕事の一番の醍醐味なんですって。今回詳しくお話しを聞けて大変勉強になりました。O友さん、ありがとうございました(^^♪
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「須川高原温泉」
住所:岩手県一関市厳美町祭畤山国有林
TEL:0191-23-9337

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Posted at 21:06 | 岩手の温泉 | COM(4) | TB(0) |