2015.01.11
新潟_栃窪温泉 鷺の湯&あばれ井戸の湯
昨年秋に行った 新潟の湯巡りの追憶。
「栃窪温泉」
北陸自動車道 柿崎ICから約15分。
お宿「鷺の湯」と日帰り入浴「あばれ井戸の湯」2軒だけの小さな温泉地です。
せっかく新潟に来たので、2か所とも廻ってみました。
【鷺の湯】
「鷺の湯」さんは約300年の歴史を持つ名湯で、古い木造の湯小屋が何とも言えない
風情を漂わせていました。

浴舎は特に味のあるものでした。湯気抜きがあって木造も良い感じで朽ちていて・・・
思わずカメラのシャッターを切りたくなる魅力たっぷりの趣。

長い渡り廊下を歩いた先には脱衣所がありました。
お地蔵さんと千羽鶴が飾ってあったり、少し恐い(いや、神々しい)雰囲気もします。



浴室は鹿児島「吉松温泉」を思い起こさせるような古い共同浴場で、
コンクリートの湯船に、天井も壁も古びた木造で造られたシンプルなもの。
源泉は冷鉱泉を昔ながらに釜で沸かしています。

最初、湯船に入った時は熱々の湯が溜まった状態でしたが、蛇口からは非加熱の
源泉を入れると少し金気臭が漂い、オレンジ色の湯の華も舞い始めました。
浴室には小さな蛇さんも居たりして・・・野生と一体化していたのも印象的で(笑)

※栃窪温泉、ナトリウムー塩化物泉、泉温:13℃ ※昭和36年の分析表のため現在は不明

【あばれ井戸の湯】
鷺の湯から約200m先、同じく栃窪温泉にある日帰り施設です。
昭和の初めに掘った井戸からガスと温泉が湧き出たことがきっかけとなり、
温泉施設として開放されるようになったという温泉。お年を召されたお爺ちゃんが
経営されていたのですが、その後、今のご主人が引き継がれ、改装・再オープンされました。

「月に一回ぐらい、この井戸が暴れるんですよ。そうすると、下の泥が浮き上がって
この井戸が真っ白になります。残念ながら、今日は暴れていませんね。」
そう説明してくださったご主人。ガスが溜まると月に一度のペースである現象だそうです。
「あばれ井戸の湯」の内湯は、この井戸の源泉を引いています。

※井戸の温度は実測23.5℃でした。
井戸の底には、灰色のいかにも効きそうな泥が沈殿しています。
ガスが噴出した時、この泥がたくさん飛び散るのでご主人が不在の時でも、井戸が暴れた
かどうかを知れるんだそうです。

浴槽の湯は源泉を一旦70℃ぐらいまで加温し殺菌したうえで、注がれる源泉100%。
温度が高いため、川の水を蛇口から注げるようになっています。
微アブラ臭、塩味、ぬるぬる感があり、大変面白い浴感でした。

※栃窪温泉あばれ井戸、ナトリウムー塩化物泉、泉温:9.6℃、成分総計:7940mg/kg


新潟や富山などの温泉は、アブラような香りのする化石温泉が多いですが、
あばれ井戸の湯も、その1つなのかと思います。
溜まっている源泉のぬるぬるとした感触や香りは印象深く、今でも忘れられません。
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◆「栃窪温泉 鷺の湯」
住所:新潟県上越市栃窪834
TEL: 025-536-9597
◆「栃窪温泉 あばれ井戸の湯」
住所:新潟県上越市柿崎区栃窪819
TEL:025-536-3339
「栃窪温泉」
北陸自動車道 柿崎ICから約15分。
お宿「鷺の湯」と日帰り入浴「あばれ井戸の湯」2軒だけの小さな温泉地です。
せっかく新潟に来たので、2か所とも廻ってみました。
【鷺の湯】
「鷺の湯」さんは約300年の歴史を持つ名湯で、古い木造の湯小屋が何とも言えない
風情を漂わせていました。

浴舎は特に味のあるものでした。湯気抜きがあって木造も良い感じで朽ちていて・・・
思わずカメラのシャッターを切りたくなる魅力たっぷりの趣。

長い渡り廊下を歩いた先には脱衣所がありました。
お地蔵さんと千羽鶴が飾ってあったり、少し恐い(いや、神々しい)雰囲気もします。



浴室は鹿児島「吉松温泉」を思い起こさせるような古い共同浴場で、
コンクリートの湯船に、天井も壁も古びた木造で造られたシンプルなもの。
源泉は冷鉱泉を昔ながらに釜で沸かしています。

最初、湯船に入った時は熱々の湯が溜まった状態でしたが、蛇口からは非加熱の
源泉を入れると少し金気臭が漂い、オレンジ色の湯の華も舞い始めました。
浴室には小さな蛇さんも居たりして・・・野生と一体化していたのも印象的で(笑)

※栃窪温泉、ナトリウムー塩化物泉、泉温:13℃ ※昭和36年の分析表のため現在は不明

【あばれ井戸の湯】
鷺の湯から約200m先、同じく栃窪温泉にある日帰り施設です。
昭和の初めに掘った井戸からガスと温泉が湧き出たことがきっかけとなり、
温泉施設として開放されるようになったという温泉。お年を召されたお爺ちゃんが
経営されていたのですが、その後、今のご主人が引き継がれ、改装・再オープンされました。

「月に一回ぐらい、この井戸が暴れるんですよ。そうすると、下の泥が浮き上がって
この井戸が真っ白になります。残念ながら、今日は暴れていませんね。」
そう説明してくださったご主人。ガスが溜まると月に一度のペースである現象だそうです。
「あばれ井戸の湯」の内湯は、この井戸の源泉を引いています。

※井戸の温度は実測23.5℃でした。
井戸の底には、灰色のいかにも効きそうな泥が沈殿しています。
ガスが噴出した時、この泥がたくさん飛び散るのでご主人が不在の時でも、井戸が暴れた
かどうかを知れるんだそうです。

浴槽の湯は源泉を一旦70℃ぐらいまで加温し殺菌したうえで、注がれる源泉100%。
温度が高いため、川の水を蛇口から注げるようになっています。
微アブラ臭、塩味、ぬるぬる感があり、大変面白い浴感でした。

※栃窪温泉あばれ井戸、ナトリウムー塩化物泉、泉温:9.6℃、成分総計:7940mg/kg


新潟や富山などの温泉は、アブラような香りのする化石温泉が多いですが、
あばれ井戸の湯も、その1つなのかと思います。
溜まっている源泉のぬるぬるとした感触や香りは印象深く、今でも忘れられません。
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◆「栃窪温泉 鷺の湯」
住所:新潟県上越市栃窪834
TEL: 025-536-9597
◆「栃窪温泉 あばれ井戸の湯」
住所:新潟県上越市柿崎区栃窪819
TEL:025-536-3339
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鷺の湯の湯小屋…凄く惚れ惚れする趣ですね~♪
どこぞのボロマニアの爺さんが見たら、興奮して卒倒しちゃうんじゃないでしょうか?(笑)
どこぞのボロマニアの爺さんが見たら、興奮して卒倒しちゃうんじゃないでしょうか?(笑)
Posted by くまのプー at 2015.01.11 08:54 | 編集
くまのプーさん。
そうですね~。
最初見たとき吉松温泉の前田温泉を思い出しました。
浴室が全く手を加えられていない当時のまま・・・と言った感じで。
ボロ鄙び好きにはたまらないと思います。
新潟にも鄙びた温泉があるものですね♪
そうですね~。
最初見たとき吉松温泉の前田温泉を思い出しました。
浴室が全く手を加えられていない当時のまま・・・と言った感じで。
ボロ鄙び好きにはたまらないと思います。
新潟にも鄙びた温泉があるものですね♪
Posted by YOOMI at 2015.01.11 18:50 | 編集
8号線走ってたら
ボロッボロの栃窪温泉の看板発見して
その看板に引き寄せられて行って
着いたら看板通りの鄙びっぷりに感動したわ
ボロッボロの栃窪温泉の看板発見して
その看板に引き寄せられて行って
着いたら看板通りの鄙びっぷりに感動したわ
Posted by nospanolife at 2015.01.23 16:15 | 編集
nospanolife さん。
知ってる~!nospanolife さんのブログも見たよ^^
あの外観はヤバいよね。
鄙湯好きには、ホイホイ的な引力があるなぁ。
あの浴舎が今でも残っているのもすごいよね。
知ってる~!nospanolife さんのブログも見たよ^^
あの外観はヤバいよね。
鄙湯好きには、ホイホイ的な引力があるなぁ。
あの浴舎が今でも残っているのもすごいよね。
Posted by YOOMI at 2015.02.09 12:17 | 編集
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