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2017.02.13

宮崎_湯乃谷温泉


温泉めぐりをしていて、ふとした時、仲間に閉鎖していることを知らされ残念に思うことがあるのですが、今朝もそうでした。

宮崎県 えびの市にある激渋の温泉銭湯「湯乃谷温泉」
湯守の方が亡くなられ、後継ぎがいらっしゃらないため閉鎖されたそうです。

この辺りは、鹿児島県と宮崎県の県境で、「吉田温泉」や「亀沢温泉」「鶴の湯温泉」など、鄙びた湯小屋が好きにはたまらない温泉がたくさんあるエリア。わたしも初めて訪れたとき衝撃を受けました。

湯乃谷温泉さんは、特に印象に残っている温泉銭湯の一つだったのでアップします。
もう少し時間が経って、余裕ができたら、京町温泉郷をゆっくりと宿泊してめぐりたいです。

道路から少し入り、奥に進むと木陰の下でひっそりと佇む木造の浴舎。
P1320160.jpg

玄関に至るまでの道路わきで微笑む人形たち。
雰囲気出してるね~、きみたち。
P1320200_20170213151650528.jpg


脱衣所~浴室までも、ご覧のとおり。
古くなった木の柱、綺麗に並べられた桶、手書きの張り紙・・・すべてがグッとくる渋さ。
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この時は、新鮮な一番湯をいただきました♪
P1320161_20170213154052f9f.jpg


半円型の湯船に、うっすら黄色がかった透明のお湯がひたひたに張られています。お湯は純重曹泉で、アブラ臭が仄かに漂い、贅沢且つ、極上のアロマにうっとりします♡
湯の谷
源泉名:湯ノ谷温泉、泉質:ナトリウムー炭酸水素塩泉、泉温:76.5℃、pH:7.8、成分総計:1453mg/kg


熱めの湯で、体がすぐにあたたまります。
P1320174_201702131531454b4.jpg


私が何よりいいなぁと思ったのは、天井にある木造の湯抜き。男女の浴室を仕切る壁の真上にあるのですが、昔ながらの共同浴場の風情が溢れていて、何とも素敵!入浴している間、終始見上げました。
P1320180_201702131534029f5.jpg

本当に、渋い浴舎、いい湯でした。
温泉(浴舎も含め)は、思いついた時に行っておかないと
次、また、いつ会えるかどうかかわからない(^_^;)

日に日に実感します。

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「湯乃谷温泉」
住所:宮崎県えびの市大字岡松字水流198-3  
TEL:0984-37-1710


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Posted at 15:53 | 宮崎の温泉 | COM(6) | TB(0) |
2014.04.20

宮崎_京町温泉_えびの温泉(湯めぐりの追憶)

こちらは京町温泉郷のなかで一番浴感がツルツルしていて、
お気に入りだった公衆浴場です。


しかし、残念ながら昨年の年末で閉鎖されたことを先ほど知りました。
個人的に凄く好きだったので、「追憶」として書きたいと思います。



私が行った休日のお昼間。
お客さんは地元の方が殆どで浴室は賑わっていました。
えびの外観
P1320210.jpgP1320234_201404201307333c8.jpg
※写真:素朴なコンクリートの浴舎でした。


お湯は濃い麦茶色です。
しっかりとしたモール臭が漂い、ツルツルした感触がとても良く印象に残りました。
浸かると「ザバ~ッ」と音をたて、オーバーフローし湯使いも贅沢なものでした。
P1320212.jpg
※源泉名:えびの温泉、泉質:単純温泉、泉温:50℃、PH:8.2、成分総計:766.6mg/kg


白いライオンの湯口には、白い温泉の成分が覆い
バキバキになっています。
P1320228.jpgえびの入る

地元のお母さんとお話しをしながら浸かりました。
本当にお客さんは殆ど地元の方だけで、
ゆっくりと浸かれるうえに、お湯も極上で
私にとってはある意味穴場的な存在に写りました。

いつか復帰されることを願いたいと思います。

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「京町温泉 えびの温泉」
住所:宮崎県えびの市大字向江1157
訪問:2013年10月
Posted at 13:40 | 宮崎の温泉 | COM(0) | TB(0) |
2014.04.20

宮崎_吉田温泉_鹿の湯

『吉田温泉 鹿の湯』

昨年立ち寄り入浴し、
浴舎や宿泊棟を見たとき「鄙び」を通り過ぎた「愛すべきボロさ」
そして、お湯の良さに大興奮でした。

吉田温泉は、宮崎最古とも言われる由緒ある湯治場ですが、
それ以外にも、周辺には「京町温泉」など古くて味わいのある共同浴場が幾つもあり
廻る旅にその凄さに翻弄されっぱなしでした(^^;
P1320117.jpg
※写真:鹿の湯 公衆浴場


公衆浴場のすぐ前にある宿泊棟です。(何と1泊素泊まりは1600円から)
中からご主人と、1週間以上湯治されているとおっしゃる甚平を着たお母さんが
出てこられました。同じ宮崎に住むこちらのお母さんは、身体の調子が悪くなると
こちらに来て湯治されるそうです。
P1320091.jpgP1320114.jpg
P1320116.jpg旅館の裏
※写真:鹿の湯 宿泊棟


宿泊棟の裏には樹齢100年程と言われる大きな楠の木が
鹿の湯全体を見守るようにしてありました。
何か神々しい雰囲気がします。
楠

P1320076_201404201141576f9.jpgP1320090.jpg
※写真左上:鹿の湯 公衆浴場の入口。入口に立っていらっしゃるのはお話好きのご主人♡


脱衣所内は木造で昔の銭湯のようなレトロ造りです。
浴室が半地下になっているので、窓からは浴室全体を見下ろすことができます。
P1320094.jpg
※写真:脱衣所


ほら、こんな感じに
階段を撮影するのをすっかり忘れてしまったのですが/(-_-)\
この半地下の浴室の造りが、更に共同浴場ファンの心を鷲掴みするんだと思います。
鹿の湯P1320079.jpg


吉田温泉の源泉は約30℃程でぬるめなため、粉砕したウッドチップを燃やし
44℃ぐらいに加温しています。仄かに金気臭や、ほんとに微量ですがアブラ臭がし、
重曹のつるつる感もありました。
鹿_M
※源泉名:鹿の湯温泉、泉質:ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉、
泉温:30.4℃、PH:6.97、成分総計:1,059mg/kg


浴室にはカランもシャワーもありません。
温泉の成分でコーティングされたコンクリートの床と浴槽だけがポツンとあるシンプルなもの。
本当にここは、浴室の風情をじっくりと味わいたい場所だなと
鹿の湯全景

わたしの場合、半年経ったらその時感動した想いは当時に比べて
かなり薄れてしまうことが多いのですが

「鹿の湯」に関しては、浴室の味わいが深く
今でもくっきりと心に残っています。

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「吉田温泉 鹿の湯」
住 所:宮崎県えびの市昌明寺689
電 話:0984-37-1531
料金:日帰り入浴300円、宿泊棟:素泊まり1泊 1600円~
Posted at 11:57 | 宮崎の温泉 | COM(1) | TB(0) |
2011.06.14

宮崎_湯之元温泉

宮崎で高濃度炭酸泉をそのまま味わえる温泉。
「湯之元温泉」

ただし、源泉風呂を1つだけ造っていると言う訳ではないんです!
温度別に3つの浴槽に分かれているので、
炭酸の濃度も同じように「薄い・普通・濃い」の3段階で楽しめる。

これがまた、探究心を掻き立てられるんですよね~
泡付き具合を比べてみるのも面白いです^^
P1150137_R.jpg

宿の裏手には源泉汲み場も併設されていて
ここでも、通称''サイダー泉''を堪能することが出来ます。
P1150135_R.jpgP1150168_R.jpg

私が訪問した丁度一週間前に、新燃岳で大きな噴火があったらしく
「灰よけ」だと思われますが、お風呂の入口を青いビニールシート
で囲ってありました。
P1150161_R.jpg
この通路を通り抜けて・・・っと。


【高濃度炭酸泉 源泉そのまま】
これこれ♫
P1150157_R.jpg
※源泉名:湯之元温泉、泉質:含二酸化炭素・マグネシウム・ナトリウム・カルシウムー炭酸水素冷鉱泉、泉温:22℃、PH:5.8、色:無色透明(加温すると鉄泉みたいな茶色に変色)、香り:微かに鉄、味:薄い鉄、炭酸味、特記:遊離二酸化炭素1314mg/kg

写真をよ~く見てみてください
手前の湯面がブクブクなっているのが見えますか?
P1150145_R_20110613230233.jpg
ブクブクなっている辺りから新湯が出てくるようでした。
横に居たお母さんが、
「お姉ちゃん、ここが一番泡つくよ!ここに座ってみ~。」
と、私にベストポジションを譲ってくださり(ラッキー

「ホントだ~!!」
座ると''シュワシュワ~ッ''っと大きめの無数の気泡が
肌を覆い、少しくすぐったい。。。
まるで、栓抜き立ての「ソーダ水」に浸かっているみたいな浴感です

では、現物を見ていただきましょう!
(ちょっとだけ、気泡が蛙の卵チックなので、
苦手な方は、一旦ページを閉じてくださいね。)



ほい(^▽^)
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肌を浸けた時無数の泡が弾ける感じなど、
個人的には、大分の名湯「七里田温泉」に負けず劣らずの泡付きに感じました。

湯之元で22℃の冷泉に浸からなきゃ・・・
「寿司屋で寿司を食べずに帰る」のと、同じぐらいモッタイナ~イ!
・・・とは分かっていながらも、本当に本当に冷たいので根性が要ります^^;
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私も、横に居たお婆ちゃん達も、
浴槽の中で身動き一つせず固まってました(笑

【中濃度炭酸泉 露天風呂】
ぬるめなのに変わりはありませんが少し加温されているので、
源泉浴槽に入った後なら余裕で浸かれます^^
P1150147_R_20110614005405.jpg

【鉱泉風呂】
こちらは41℃でかなり適温。
温度が高いので炭酸こそ感じられませんが、
鉄成分が酸化したような''赤茶色の湯''が楽しめます♫

こちらで体を温めてから冷たい源泉浴槽に入り、
また戻ってくる・・・温冷交互に入られる方が殆どでした。
P1150148_R.jpgP1150150_R.jpg
※左上写真:浴槽の角に設けられた源泉コーナー。無色透明で冷たくピリピリと舌を刺激します。
P1150155_R.jpgP1150158_R.jpg
※右上写真:41℃に加温された湯。酸化して赤茶色になってます。


ちょっと話は飛びますが・・・
鯉嫌いの私の湯めぐり仲間が、「湯之元温泉に泊まって
食した鯉料理が余りにも新鮮で美味し過ぎて、
以来、鯉が好きになった。。」
と、言っていたのを思い出しました。

宮崎では別の宿に泊まって鯉料理をいただいたので、
次回訪問の際は挑戦してみたいな~と思います^^

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「湯之元温泉」(ゆのもとおんせん)
住所:高原町大字蒲牟田7535
電話番号:0984-42-3701
営業時間:7時~22時 ※毎月第一水曜日は休み(祝祭日の場合は翌日)
料金:(日帰り)400円、(1泊2食)8,000円~(税別)
アクセス:(車)宮崎自動車道高原ICより15分。
Posted at 00:50 | 宮崎の温泉 | COM(4) | TB(0) |
2011.05.31

宮崎_湯穴温泉

再び九州篇^^に戻ります。

アップが全然出来ていない宮崎の温泉。
ここを紹介しなくては!!

コッテコテッ・・・ガッビガビ・・・になっていて
析出物が1つの芸術品みたいになってる温泉。
「湯穴温泉」 ←「つ・あ・な」と読みます。

これまで、宮崎の温泉と言うと、正直余りイメージが
湧かなかった私。

しかし、宮崎に入って1湯目が「湯穴」だった私は
個性的な茶色い湯の魅力に、完全に見方が変わりました
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丁度、霧島方面から宮崎に入った時の写真。
この日は晴天!新燃岳も綺麗に見えます。
おお~♪初の宮崎だ。
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宮崎弁の陽気な女将さんと少し話しをした後、
早速、浴室へ。

おおお~!最早、湯舟は丸みを帯びてて
原型がどんなだったか分かりません^^;
向かっての右の小さい浴槽が源泉の冷鉱泉、左が加温された浴槽です。
P1140967_R.jpg
※カルシウムー炭酸水素塩冷鉱泉、泉温:22.5℃(広い浴槽は加温して40℃ぐらいになってます。)、PH:6.2、色:土色の茶、香り:土系のような匂い、微かに鉄、味:加温の浴槽は味を余り感じなかった。特記:湧出量:30L/分(自噴)
※源泉浴槽にある蛇口をひねれば飲泉でき、シュワシュワ炭酸が味わえるらしい!お馬鹿な私は気づかず飲みそこねたらしい 

重炭酸土類らしい土色の湯面には、
(カルシウムの成分でしょうか??)
白い成分で膜が張られたようになっています。
P1140964_R.jpgP1140962_R.jpg
※右上写真:白い膜が張った湯面、
※左上写真:浴槽の淵・・・だけど析出物でもう原型が分からんー(笑)

P1140967_R_20110531193722.jpgP1140971_R_20110531193753.jpg
※右上写真:22.5℃の源泉浴槽


ほら!パイプっていうか・・・
恐竜の首みたいになってます σ(^_^;)
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泉質は少し違いますが、
関西で言うと、和歌山でお馴染みの「花山温泉」を思い出します。
↓花山の記事はコチラ。
【過去記事URL】花山温泉

・・・ね、
似てるでしょ??

成分をもっとシンプルにして、
もっと飲みやすい味にしたのが
「湯穴の出汁」と言ったところでしょうか。。
(花山は超しょっぱい&えぐいので)

とにかく、来れて良かった~!

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「湯穴温泉」(つあなおんせん)
住所: 宮崎県都城市吉之元町4518-9
TEL:0986-33-1380
営業時間 8時~19時 ※火曜休み
料金:大人300円
アクセス:日豊本線 都城駅から22km、車50分
Posted at 19:24 | 宮崎の温泉 | COM(3) | TB(0) |