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2016.02.29

福岡_博多元湯


住宅街に紛れてひっそりと建つ温泉銭湯。
博多元湯さん。

パッと見ただけでは、そこが温泉かどうか分からないけれど、建物の前で立ち止まると、浴室から常連さんたちの楽しそうな話し声とお湯が溢れる音が聴こえてきます。
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いわゆる「路地裏温泉」で、何とも言えない風情があります。
最近、数々の鄙びた温泉宿や銭湯が経営難や後継ぎ問題で次々と廃業していく中、
博多温泉 元湯さんのような存在は貴重だなぁと改めて思いました。
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※玄関までの小道に並ぶお地蔵さん。


どこか山形 東根温泉「いしの湯」 を彷彿させる、民家のような玄関もいいです。
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『おーい!お湯をもう止めてくれるかね?』
『はい、はーい!今止めますからね。』

早速、浴室から叫ぶ地元の常連さんと番台に座る女将さんのやり取りが聴こえてきます。
こんな会話が日常的にあるんでしょうね。コミュニティーが出来上がっています。
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ご主人が近くの那珂川から拾ってきた石を使って造ったという湯船や、周りのトタン製の壁は手造り感に溢れています。
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地下 僅か50mという近距離から約49℃の源泉が湧いているそうで、湯船の中に溜まった源泉は未だアツアツ!前回来たときもかなり掛け湯をして入りましたが、今回も熱さに慣れるため念入りに掛け湯(−_−;)
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※泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物泉、泉温:48.8℃、pH:7.6、湧出量:120ℓ/分


浸かって数秒後…肌に痛いぐらいビリビリとしみわたります。
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「おねえちゃん、これ飲んでみな。」「あんた、どっから来たっちゃ??」
常連のお母さんが初対面の私に源泉をコップに汲んで、手渡してくださりました。
しっかりとした塩味とにがりのような苦味が効いたお湯を飲みながら会話が広がります
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いいなぁ~こういう会話が弾む温泉。
何時間でも居たい気分にさせてくれる。

気がつけば、温泉に着いてから既に2時間が経っていました。

この後、ご主人に温泉を掘った当時のお話を伺ったり、
しっかり仲良くなって帰りましたとさ

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「博多温泉 元湯」
住所:福岡市南区横手3-6-18
TEL:092-591-6713
営業時間:13:00~17:00(木曜定休日)
料金:13:00~17:00 500円/15:00~17:00 400円
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Posted at 22:32 | 福岡の温泉 | COM(8) | TB(0) |
2016.02.22

福岡_いづみ乃湯


最近、福岡と関西を行き来することが多いのですが、
もともと湯巡りメインでなくとも、
「せっかく九州に行ったので・・・」精神で、やっぱり温泉に浸かりたくなるんですよね。

で、今回立ち寄ったのが個室で各部屋源泉掛け流しの「いづみ乃湯」さん。
『夕方なら、混むからお部屋が1時間待ちってこともあるよ!』
事前にフロントのお母さんに言われた言葉を教訓にして、この日は午後1時から訪問です。

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こちらの「いづみ乃湯」さん。
フロントで、大人3名まで、4名まで・・・など広さによって浴室を選べるシステムです。

『ど~れ~にしよ~かな??』
浴室1つ決めるのに、迷いに迷って時間がかかるのも温泉好きの「性」でしょうか。
源泉はどれも一緒なのにね・・・
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で・・・
迷ったあげく「ひばり」というお部屋に決定!選んだポイントは、
ひょうたん型の石造りの湯船が渋かったのと、露天風呂に打たせ湯があるからです
いづみの湯
※源泉名:いづみ乃湯 新湯、泉質:アルカリ性単純硫黄泉、泉温:44度、pH:9.6
湧出量:430ℓ/分、HS-11mg/kgで結構湯上りにガツンときます!


薄っすら黄色がかった透明で、湯口からは鉱物っぽい香りと
しっかりとした硫化水素臭が漂い、お肌に触れると「つるつる」します。
少し二日市温泉の湯にも似ているのかな。
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鮮度も高く、こんな極上の湯を貸しきりでいただけるなんて、
まさに福岡クオリティーだなと^^にんまり。
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外の露天風呂は、温度が内湯に比べぬるめの40℃ぐらい。
「打たせ湯」というより、「滝行」と言う方が相応しいぐらい、勢いよく頭上からお湯が噴射されます。
社長さんが少し前に設置されたものらしく、浴室自体は日々進化しているそう。
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露天風呂は寝湯みたいになっているので、2名ぐらいでゆったり寛げます。
この日は雨。ひんやりとした外気が上から吹いて、露天風呂も心地よくいただきました。
露天2


帰りに立ち寄った同じ久留米にある「松尾食堂」
鄙びた温泉銭湯にも通じる風情たっぷりの建物は昭和26年に建てられたものらしいです
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外観の渋さにも身震いしましたが、中に入って更にしびれました「THEレトロ食堂」な雰囲気。
黒光りした木造のテーブルや古い時計・・・全て見ているだけでも、わくわくします。
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じゃ~ん、楽しみにしていた親子丼
甘さ控えめで、さっぱりしたお出汁味と半熟トッロトロの玉子がたまらなく美味しかった。
これは再訪、決定です。。。久留米バンザイ・・・じゅるる・・・
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「いづみ乃湯」
住所:福岡県久留米市新合川1-6-30
電話:0942-41-1230
営業時間:10:00~翌03:00(受付は翌02:00迄)
【入 浴 料】
3名60分1800円(Aタイプ)
4名60分2400円(Bタイプ)
5名60分3000円(Cタイプ)

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Posted at 22:57 | 福岡の温泉 | COM(10) | TB(0) |
2011.05.27

福岡_二日市温泉_博多湯

福岡で、感動した1湯「博多湯」

かなりメジャー所ではありますが・・・
敢えて取り上げたい好きな湯質です^^

高速から降りて、二日市温泉街に着くと、
道沿いに柳の木が揺れていて、レトロな日帰り入浴施設が両サイドに現れる・・・

交通量の多い道路を抜け道を1本入ると、
突如、温泉街チックな雰囲気に、変わったのに嬉しくなりました。

ここから見ると、なんか日帰り温泉施設に見えないなぁ。
和風旅館みたいです。
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普段は人気の温泉ですが、
この日着いたのはお昼12時ごろ、丁度人も少ない時間!
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そして、イザ!浴室へ


脱衣所から階段で下ると、
大~きな岩風呂と、高い天井、太い梁・・・
「老舗共同湯の風格」を感じました。
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※泉質:単純温泉、泉温:44.5℃ (浴槽内約41℃)、PH: 8.2、PH:8.2、色:微かに黄身がかった透明、香り:鉄と硫黄が混ざったような香り、味。感触:程よいすべすべが気持ちいい。※源泉から僅か7mで浴槽まで湯を引いているそうです。


カップケーキ???
・・・みたいな、左下の物体は「掛け湯専用の貯湯槽」。
ここにも新鮮な湯が溜まっているのです^^
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湯に浸かっていると、柔らかな硫黄と鉄の混じったような
成分の奥深い香りの湯気に包まれて、
んんん。もう~、香り、浴感共に最高でした
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※左上写真:岩の間からドバドバ湯が溢れる~

あと、、、偶然でしょうか?
博多湯の常連さんは何か気さくな方が多いです。

脱衣所で一緒になったお母さん2人に、
私が「何故、遠方からここ博多湯へ来ているのか・・・?」とか
色々興味津々に聞かれました。

私が九州温泉道のパンフレットを見せると。。

「私は博多在住なんだけど、普段は、温泉博士という雑誌を持って、
日本全国の温泉を廻っている温泉好きなのよ~!今日はあなたに会えて
本当にラッキーだったわ!絶対、このスタンプラリーに参加するわ。」

・・・と、大興奮。

忽ちお母さんに囲まれ、大人気になりました


【おまけ】
写真は、博多湯2Fの休憩室。
先ほどの、お母さん達から是非「休憩室」を見学した方がいい!
という薦めをいただいたので、アップします^^;
P1150432_R.jpg ご参考まで!


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「天然温泉 博多湯 」(てんねんおんせんはかたゆ)
住所:福岡県筑紫野市湯町1丁目14-5
TEL:092-922-2119
営業時間:通年 9:00~21:00
料金:(日帰り入浴)大人300円
アクセス:(車)九州自動車道筑紫野インター5分
Posted at 13:26 | 福岡の温泉 | COM(2) | TB(0) |
2011.05.26

福岡_原鶴温泉_愛泉一

泉を愛して、皆が1つの場所に集まる。

だから「愛泉一」

今は亡き女将のおじいちゃんが付けた名前だそうで^^
創業70年・・・
その実力と共に守り続けられてきたのでしょう。

88湯巡りをしていたはずの私ですが、ど~しても寄り道したい
衝動にかられ、原鶴温泉街までやってきました。
P1150530_R.jpg
※上写真:宿は鉄筋コンクリート。ひっそり佇んでいます。

温泉卿と言えば、
1つの源泉から各宿へ引湯している場合が多いのですが、この辺り、それぞれの宿が独自源泉を持っているそうで、
温度も泉質(アルカリ単純泉~単純硫黄泉など)も多少異なるそうです。
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※上写真:綺麗な花が飾られた玄関。女将が掃除中でした。


脱衣所に入るなり、
「ゴボッ!!!・・・・ゴボッ、ゴボッ!」
と、浴室からけたたましい音。
P1150515_R.jpgP1150503_R.jpg


犯人は、この湯口^^
ポンプアップされた湯が、数秒間隔空けて
爆発するように噴出します・・・。
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※1段目左上写真:湯口からスプラッシュ!
※1段目右上写真:湯舟からは、しとしと・・・湯が溢れ^^


温度は38~39℃ぐらい、かなりぬるめ。
この日、福岡は29℃とか30℃とか言われていたので
運転中ものぼせそうだったし・・・ここで、長時間滞在することに!
愛泉一浴槽_R
※源泉名:特になし、泉質:アルカリ性単純泉、泉温:40.9℃、PH:記載なし、味:甘いくて軟水みたいな柔らかさ。無色透明・無臭。

スベスベした感触で、
体温よりも、少し高いぐらいの落ち着く湯加減なので、
手がしわになるまで入り続けてしまう湯(´ρ`)..zZ
岡山の湯治場「真賀温泉」や「郷緑温泉」を思い出しました。

帰りがけに女将さんが一言。
「もう帰っちゃうの!?
明日(5/20)、筑後川の川開き花火大会なのよ~。残念。」

「は~な~び
明日までここに留まって、見てみたいーーー o(>o<)oぶんぶん

でも、明日は記念すべき88湯目。
行かなきゃならぬのだった・・・別府へ。
という訳でこの場を後にしました(笑)

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5月21日~10月中旬まで鵜飼も
見れるそうです。
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「愛泉一」(あいせんいち)
住所:福岡県朝倉市杷木志波28-3
TEL:0946-62-0267 
営業時間:10:00~20:00 
料金:250円 
アクセス:福岡空港から車で30分。博多駅からもバス出てます!
Posted at 20:19 | 福岡の温泉 | COM(10) | TB(0) |