2017.03.23

山形_かみのやま温泉_下大湯公衆浴場


山形 かみのやま温泉。

東北新幹線の駅からすぐでアクセスのいい温泉地ですが、
一歩温泉街の路地に入れば古い公衆浴場や酒屋があったり、散策もなかなか楽しいです。

公衆浴場は現在、7軒ありますが、
なかには老朽化のため建て替えられたりしています。
ちなみに、「中湯共同浴場」は平成29年度で閉鎖の話も出ているそうです。)


温泉泉街のシンボル的存在でもある「下大湯公衆浴場」

寛永元年に一般開放されたという、長い歴史のある温泉です。
建物はもちろん当時から何度も建て替えられたり補修されているでしょうけど、
それでも、長い歴史や風格を感じさせてくれる物凄い存在感でした。

ここ数年、昔からある古い銭湯が老朽化で閉鎖されるという場面を何回か見たり聞いたりしていたので、
古いものを保ちながら、今もなお現役で多くのお客さんを迎え入れる浴舎の佇まいに、ありがたみを感じました。

貴重な温泉遺産だなぁ~って。
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公衆浴場の付近には、下大湯の開湯や温泉発見の歴史的背景などが書かれた記念碑が幾つか見られます。かみのやま温泉は傷ついた鶴がお湯で脚を癒し全快しているところを見つけて発見された温泉なんだそうです。
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扉を開けると掃除をする番頭さん、そしてラジオの音が聴こえ、平和で静かな時間が流れます。平日の昼間の常連さんはいつも決まったお顔の方のようです。お互い顔を見合わせてにっこり挨拶をする姿も。
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脱衣所は外観と同様、時が止まったかのようなレトロな造りでした。いつだったか、人吉温泉の公衆浴場の古い脱衣所に衝撃を受けたことを記憶していますが、その時と同じぐらい背筋がゾクゾクとしました。
下大湯扉


タイル張りの浴槽・・・、高い天井、銭湯らしい富士山が描かれた看板・・・
鄙びた銭湯の味わい。いいなぁ。
下大湯


下大湯2


下大湯の温度は45℃ぐらいあり、正直最初は加水せずに浸かることができませんでした。片足を入れては「熱ッ」って叫び、また足を引っ込める・・・そんなことを繰り返している私。そんな私に気づいた地元のおばあちゃんが、「熱い?水出してやっから。まっとげな。」と、ホースから冷たい水を浴槽に入れ温度を下げてくださいました。
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※源泉名:かみのやま地区1号、2号、3号、泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉、泉温:64.9℃、pH:7.9、成分総計:2,529mg/kg、無色透明、微塩味、無臭


「そうそう。熱ければ、気を使わずに水で埋めちゃっていいのよ。
我慢するより、かみのやま温泉のお湯はいい湯だった〜♪
って後で思ってくれるほうが、おばちゃんたちは嬉しいんだから。」


もう1人のお母さんが笑顔で話しかけてくださいます。

ありがたいなぁ・・・

地元の方のあったかさに触れた湯浴み時間でした。


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「かみのやま温泉 下大湯公衆浴場」
住所:山形県上山市十日町9-30
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Posted at 14:23 | 山形の温泉 | COM(0) | TB(0) |
2017.03.20

さくらんぼ東根温泉_松乃湯旅館



さくらんぼ東根温泉🍒

車通りが激しい道路から少し入ったところにあり、街中の温泉地といった印象ですが
温泉街に一歩足を踏み入れると、土曜日の昼間だというのにとっても静かでした。

東根温泉は7年ぶりの訪問です。
一度めぐった温泉地は大体メモに残してブログにアップするのですが、
怠惰なわたしはアップすることなくそのまま放置。
時間が経ち、東根のお湯の記憶が薄れていたのでした。
なので、今回は記憶を呼び戻す意味でも絶好の機会なのです。

小さな鄙びたお宿「松乃湯」さんへ。
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なぜ、松乃湯さんに来たかと言うと・・・
ステンドグラス風のカラフルな壁とまん丸い湯船が特徴の、なんとも可愛いおふろに入りたかったからなんです(*ノωノ)この浴室、何となく北海道の滝の湯温泉 寿苑さんを思い出すんですよね。※過去記事→寿苑
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浴室の扉を開けるやいなや、強烈なアブラ臭がし、湯に浸かると体中がにゅるにゅるとした感覚に包まれるのでした♡見た目はかわいいけど、なかなか個性のつよいキャラクター「4-5年前に新しい源泉を掘られて温度も上がって、あたたまりが良くなったんですよ。」と、ご主人が教えてくださいました。ちなみに、この組合泉の19号は東根温泉でも4軒ぐらいしか使用していないそうです。
松の湯入る
※源泉名:さくらんぼ東根温泉共組第19号、泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、泉温:64.7℃、pH:7.8、溶存物質:1526mg/kg


お湯は薄っすらウーロン茶色。湯船は底は見通せません。
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小さなタイルも、渋めのウーロン茶色に染まっています。
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次に予定が入っていたので時間が区切られていたのですが、身体をすっぽりと包みこんでくれる深めの湯船、適温でにゅるにゅるの肌触りに、いつまでも浸かっていたいという衝動にかられてしまいました。。1泊してゆっくり湯を味わいたいお宿さんです。
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東根温泉の近くで、またラーメンをいただきました(山形では毎日ラーメンでしてw)!いくつになっても食欲旺盛のわたしは、仲間に「食べ過ぎ」だと言われながら、今日もチャーハンつきのセットです。ラーメンと温泉はやめられません。。
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「東根温泉 松乃湯旅館」
住所:山形県東根市温泉町1-9-2
TEL:0237-42-0013
Posted at 10:07 | 山形の温泉 | COM(1) | TB(0) |
2017.03.16

山形_カラオケスナックのポリバス



『お風呂?いいわよ。みんな歌ってるから、早く来なさい♪』



少し甲高い、陽気なママの声。
電話口の後ろからは大音量のカラオケ音が聴こえてきます。
一体、どんな光景が待ち受けているのだろう・・・

なんだかよく分からない世界に、心のなかでわくわくする私。
早速、車を走らせ赤湯温泉街から少し離れた住宅街のなかに。

ありました、目的の建物がありました!
一見、普通の喫茶店?民家?にも見えるのですが。
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恐る恐るドアノックし、建物の中に入ってみると。。
のど自慢大会が行われているではありませんか
実は、ここ、カラオケスナックなんです!!

「さ、座って、座って♪1曲歌う?」
白い割烹着を纏ったママが笑顔で椅子を引いてくださいました。
「いや、その、あの・・・お風呂に入りに来ただけなんですが
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余りの盛り上がりっぷりと人の多さに驚き。皆さん、かなりの上級者らしいです。周りの方から強くマイクを勧められ、わたしも1曲だけ歌わせていただいたあと、待ちにまったあそこに連れていっていただきました簾で囲まれた、スナックの秘湯です
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ママがわたしのために予め溜めておいてくれた注ぎたての湯♡スナックから4km離れた山のなかに湧いている湯をパイプで引っ張っているのだそう。カランから加温と非加熱の源泉を調節しながら注ぎ、湯を楽しみました。わずかに食塩を含む芒硝泉で、強い浴感はありませんが、カラオケの音を聴きながら湯浴みが楽しめる、ある意味「秘湯」。
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※源泉名:宮内温泉旅館、泉質:ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉、pH:8.0、泉温:32.5℃ ※特記:左記は昭和42年の分析書に基づくので、ご参考まで。


『実はね、この温泉の源泉近くで温泉付きの旅館を経営していたんだけど、
震災で大浴場がバキバキに割れちゃって、もう建て替えることも出来なくなったから、

旅館業をやめて、4km離れた、このスナックでお湯を楽しむことにしたの。
今ではカラオケのお客さんが歌った後にひとっぷろ浴びたりしているわ。』


なるほど〜。
そんな背景があったとは。

事情を伺うまでは、どうしてカラオケスナックの奥に温泉があるんだろう?って、
頭のなかはハテナマーク(・・? でいっぱいでしたが、納得。

それにしても、昼間から幸せそうに歌う皆さんの様子。見ているだけで、こっちまで元気をもらえそうです。


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「宮内温泉別館白樺」
住所:山形県南陽市宮内4550-10
TEL:0238-45-3375

Posted at 08:05 | 山形の温泉 | COM(2) | TB(0) |
2017.03.15

山形_赤湯温泉 旅館清茂登



猛吹雪のなか、引き続き、赤湯温泉街の気になる旅館を廻りました。

「山形に来る前までは晴れていたのに、どうして突然、吹雪なのー



と叫んでも、ここは3月の東北。
悪天候に八つ当たりしても仕方がありません。
履いていたスニーカーをびしょびしょに濡らしながら、お目当ての旅館さんへ。

『赤湯温泉 旅館 清茂登』
赤湯温泉街でも、ひときわ鄙びた木造2階建ての旅館さんです。
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※ちょうど12時ごろの写真。それにしても、凄まじい吹雪でしょ


清茂登さん、この時期、ドライビングスクールの生徒さんも大勢泊まられるらしく、山形に入る前、電話で宿泊できるか聞いてみたのですが3月いっぱいまで満室でした。日帰り入浴もなかなか時間が合わず、お湯をいただくのに予想以上に苦労したんですが、結果的にはその労力を忘れさせてくれるぐらい、いい湯でした・・・(*´∀`*)
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浴室には超シンプルな小ぶりの湯船が1つだけなんですが、それがかえってお湯の鮮度を高い状態で維持しているのか、わたしが廻った赤湯温泉の施設の中でも硫黄臭が強く、程よいすべすべ感も楽しめました。赤湯温泉のお湯は想像以上に奥深いものでした。
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わたしが浸かると、小さな湯船から輪を描きながら湯が溢れていきます。
きもちいいぐらい、さらさらとね
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※源泉:森の山源泉・森の山2号源泉、泉質:含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉、泉温:60.4℃、pH:7.3、溶存物質:1911mg/kg


変態かもしれませんが、この湯口に顔を近づけて目を瞑っていると妙に落ち着きます
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「脱衣所にストーブつけておくからね~。寒いでしょ?」
「はい、ありがとうございます!」

湯船に浸かっていると、脱衣所の方から優しそうな女将の声。
(ふ~、このまま、この湯船にずっと居たいなぁ。)
お湯のあったかさと若女将の人情に癒されたひと時でした
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赤湯温泉も、かみのやま温泉と同じく「集中管理配湯」になりますが、
個々の旅館のお湯の使い方によって微妙に特徴(温度、香り、湯の華の量など)
が異なっていて、めぐるのが本当に面白いです。

お湯の投入量と湯船のサイズの兼ね合いもあるので、一概には比較できませんが
小さい湯船であればあるほど、あとで「いいお湯だったなぁ」と感じることが多いです。


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「赤湯温泉 旅館 清茂登」
住所:山形県南陽市赤湯424-5
TEL:0238-43-2039
Posted at 09:58 | 山形の温泉 | COM(2) | TB(0) |
2017.03.14

山形_赤湯温泉 旅館近江屋



今回の山形旅は、いろいろと身の回りの環境が変わったので、
久々に「会いたい人に会いにいく」という目的もあったのですが、

「山形の未湯の温泉をしっかりと味わってくる!」

という目的も密かに抱いていました。

過去、山形には何度も訪れているのですが、自然いっぱいの温泉が好きな私は、
どちらかというと、米沢八湯周辺の山の温泉へ頻繁に脚を運びがちでした。

そんな訳で、今回は赤湯温泉に行ってきました(^^♪

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※赤湯温泉市神社


諸事情で、今までのように数泉はできないので、数少ない施設を濃厚に廻りたい・・・
そんなことを思いながら、どこのお宿へ行こうかかなり悩んだ結果、こちらに決めました


「赤湯温泉 旅館近江屋」
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「いらっしゃい!今日は暇だから、1時間でも2時間でも、ゆっくり入っていいよ。」
50歳ぐらいのお父さんが、廊下をスリッパでパタパタと小走りしながら迎えてくださいました。
平日の昼間に突然伺ったので、ちょっと、焦っていらっしゃるようでした^^
「お邪魔します!」
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館内は時代を感じさせてくれるような古いものが、綺麗な状態で飾られており、
それらを眺めていると、素通りできず、カメラのレンズを向けたくなってしまいます。。
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※脱衣所の張り紙。


『待ってました!そうそう、この湯船♡』
わたしが気になっていたのは、男湯の湯船です。湯船の底に色とりどりの豆タイルが敷き詰められた、何とも風情のあるお風呂で、赤湯温泉を訪れた際には、ぜひ浸かってみたいと強く思ってました。
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※源泉名:赤湯温泉 森の山源泉、泉質:含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉、泉温:60.4℃、pH:7.3、特記:ほんわりと硫黄臭、少し塩味


『わ~、きもちいい
素直に喜びの声があがります。赤湯の熱めの湯が、絶妙な適温で掛け流されていて、上品な硫黄のアロマも楽しめます。湯船には細かい湯の華。「赤湯温泉って、こんないいお湯なんだ」と気づかせてくれる素直にいいお湯です。
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お湯のしぼり方が絶妙・・・。前日が小野川の尼湯源泉をたっぷり浴びてきたからかもしれませんが、この絶妙な温度でお湯の特徴をしっかりと楽しめるのは、一番シアワセなことかもしれません。敏腕湯守さんのお陰で、お湯の魅力をしっかりと楽しみつつリラックスしながら入浴できました。
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こちらは女性風呂です。
冬の内湯撮影は、湯気もくもくで厳しいです。
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近江屋さんは評判通りのいいお湯でした。
赤湯温泉の湯を、しっかりと感じたい、心地よく入りたいって人には最適なのかも
鄙びた浴場が好きな私には、更に更に、よかったです♪


【おまけ♡】
自慢するところではないですが・・・山形滞在中は、ずっとラーメン生活でした
地元では一番有名らしい「龍上海」さんのからみそラーメン。
並ぶのが好きじゃない私が、行列のない時間を狙ってやっとありつけた一杯です。
2日間通い続けたわたしw
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赤湯温泉 「近江屋旅館」
住所:山形県南陽市赤湯292-2
TEL 0238-43-2016
Posted at 17:42 | 山形の温泉 | COM(2) | TB(0) |