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2022.06.03

鹿児島_薩摩硫黄島_洞窟温泉


さっきまで、東京はものすごい雨とあられが降っておりました。完全に異常気象です。。

さて、今年の島巡業のレポをまとめました
今回のターゲットは「薩摩硫黄島」でした!でもこの島の温泉と言えば日本屈指の絶景温泉「東温泉」が思いつくのではないでしょうか?でも、今回わたしが訪れるメインの目的は異なります。
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※東温泉。今回は波が荒く青空は望めませんでしたが、それでも、景色は最高!


目的は「洞窟温泉」!!「洞窟温泉」はどこにあるのかというと…、写真の地図の赤いピンのところ。東温泉の位置から見れば、岬を隔てて割とご近所さんです。ただ、「東温泉」から「洞窟温泉」までの陸路はなく、崖をよじ登って行くわけにもいかないので、漁船をチャーターしていったというわけです。
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※GPSのトラックログ。直線の赤線はデータ不備です。スルーしてください。


枕崎港から漁船に乗りこみ朝8時50分ごろ出発でした。通常約2時間で薩摩硫黄島に到着します。わくわく…
P1110273.jpg
※出港時は天気も最高。波も穏やかだったけど…


それにしても、何とか航海をスタートできたものの終始荒波でしたデッキに出るとずぶ濡れになることはもちろん、船内の扉を開けたまま座っていると、外から海水のしぶきが飛んでくるほど。
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※約2時間の航海を経て、目の前にやっと硫黄岳が噴煙をあげている光景が見えてきました。


そして、午前11時15分頃、海水がオレンジ色に染まってくるのが目に入り、薩摩硫黄島が近いことを察知!「つきましたー!9年ぶりの薩摩硫黄島!」初めて来た時は、この海の色に感激したっけなぁ。ひとまず、島で波が落ち着くのを待たせてもらうことに。
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※一面オレンジ色に染まる薩摩硫黄島の港周辺。温泉が海底から湧き出ています。


島に一時避難すること実に2時間!!やっと船長からGOサインが出され、再び船に乗り込み一路、洞窟のある断崖絶壁の付近へ。港から「洞窟温泉」付近へは、ものの10分で着きます。近くて遠い、憧れの「洞窟温泉」。例年に比べあまりの寒さと波の荒さに船のデッキから眺めているだけの私…やや意気消沈ぎみ。
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※この瞬間は動揺するんだよね。行くべきか、行かないべきか。。


漁船から洞窟まで約50mの地点で暫し待機。一帯は浅瀬になっているので、漁船が近づくには限界があります。そこで、ゴムボートに乗り換え洞窟まで最終のアプローチ開始です。「流されても無理にボートを漕がないで沖へ流されていってね。船で拾うから慌てなくても大丈夫だから。」船長の言葉に妙に励まされ、ボートに身を任せてみました。
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※波に揺られ一寸法師状態w 洞窟目指してGO!


「おお!後ろを振り返ると、漁船が…ち・ちいさい(;^_^A」
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さて、洞窟のすぐ目の前までやってきました。波の荒さと臨場感は動画でどうぞ。「0:23」あたりから、右上に温泉の滝がチラッと見えます♪新しいiphone13(防水)で撮ったんだけど、頭から温泉(しかも酸性)が降ってくるんで、さすがに故障するかと思い、お湯に当たる寸前でiphoneくんはポケットにしまいました。



頭上から流れる湯滝をかぶったら、40℃以上はあり、とても適温でした。上の源泉付近は45~46℃あるのかもしれません。

結果的に2時間の待機による時間ロスもあり、既に「干潮時間」が過ぎていて「洞窟」に上陸することはできませんでしたが、ボートから目にしみるほどの強酸性(東温泉と同等ぐらい)をかぶった時の感激と言ったら…♡

今年は波の影響があり、計画通り進まないことが多かったです。なので、これから行く方には、2日間ぐらいアタックする日に余裕をもって挑まれることをおススメします(#^.^#)


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「薩摩硫黄島 洞窟温泉」
住所:鹿児島県鹿児島郡三島村
※薩摩硫黄島の港から漁船で10分ほどの断崖絶壁にあります。
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Posted at 15:14 | 薩摩硫黄島 | COM(0) | TB(0) |
2013.10.26

鹿児島_薩摩硫黄島_港&三島開発総合センター

☆.。.:*・゜薩摩硫黄島の旅 ☆.。.:*・゜

続いては、港とその周辺にある温泉2湯です。

港に接岸する直前、フェリーの上からど~しても気になっていたのが
このオレンジ色の海。海の青色とオレンジの境めが何とも言えないほど綺麗で、
浸かってみたい・・・ますます私の中で興味がわいてきました。
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波止場のコンクリート部分や船の底も、温泉の色で見事にオレンジ色に
染まっているんです。間近で見るともの凄く不思議な港の光景です。
P1310750.jpg

でも、きっと硫黄島でこの海を見て育った子供達にとっては、
日常というか、全く珍しいとも思わないんだろうなぁ・・・
オレンジ


2日目の朝。
船が入ってくる前に早速、海へ入ってみることにしました。
「船着場なら緩やかなスロープになっているから、そこからなら簡単に海に入れるよ!」
島民の方からアドバイスをいただき、早速チャレンジしてみました
P1310766.jpg


海は遠浅なので、随分と遠くまで歩いていけたりします。
体感は34~35℃ぐらい。温泉みたいに温かい訳ではなく、海のように冷たくもない、
そんな温度です。金気臭は薄っすらとします。
港



港のすぐ前にある島民の公民館的存在の建物「三島開発総合センター」
火曜日、木曜日、土曜日の14時-19時み温泉が無料で利用できます。
(島民以外の方も無料でかなり良心的です。)
この日も午後4時頃になると、多くの温泉利用客が訪れていました。
P1310622.jpg


お湯は無色透明・無味無臭の単純泉。
硫黄島に着いてから、強酸性や硫黄泉など強烈なお湯に入り続けていたので、
この優しいお湯に、なんだかほっとしたように感じました。
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蛇口を捻れば熱い温泉がドバドバと出てきますが、
何も加えられていない天然ものなのが嬉しいです。
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※源泉名:西墓道温泉、泉質:単純温泉、泉温:40℃、PH:6.6、成分総計:440.1mg/kg


ここまでが温泉のおはなし。
それと、もう一つ感激したのがこちら。


野生の孔雀たちの遭遇
数々の魅力的な野湯に浸かる事の次に、薩摩硫黄島で楽しみにしていたのは
野生の孔雀に出会うこと。島のお土産が孔雀の羽根だったりする程、
薩摩硫黄島では、野生の孔雀が多い。森の中や集落を普通に歩いていたりするんです。
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「白い孔雀」を見た時は、嬉しくて思わず追いかけちゃいました。(全速力で逃げられましたが。笑)
なんでも「白い孔雀」は神様の遣いと言われていて、出会うと良いことがあるんだそう
会えるのが楽しみで・・・というか、結構きょろきょろ探した
白い孔雀


そんな訳で。
ロケーション的にも泉質的にもパンチのある湯の数々、
そして、孔雀たちとの遭遇に感激し、
カメラのシャッター押しまくりの 滞在時間 計13時間の弾丸ツアーでした。

「三島開発総合センター 」
住所:鹿児島郡三島村硫黄島
TEL:09913-2-2262
※温泉利用日:火、木、土曜日の14時~19時半

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Posted at 21:46 | 薩摩硫黄島 | COM(2) | TB(0) |
2013.10.20

鹿児島_薩摩硫黄島_坂本温泉

干潮になって、
湯船が顔を出す「坂本温泉」


絶えず大量の湯が底から出ているのと、予め岩造りの湯船があるため
干潮ぴったりでなくとも、ある程度潮が引けば浸かることができます。
(お湯自体が熱めなので、むしろ海水がブレンドされている方が適温かも!)
坂本海岸


坂本温泉付近の海岸から臨む夕日!
こんなにまん丸で真っ赤な夕日は見たことがありません。
本当に、本当に綺麗でその場で立ちすくんじゃいました( ;∀;)
IMG_0096.jpg


この時は、ご覧の通り、坂本温泉は未だ海の中・・・
「早く出てきて~」と、心の中で叫びながら湯船が出てくるのを待ちました。
P1310656.jpg


そして待つこと、約30分・・・・
うっすらと、二つに仕切られた石の枠組みがみえてきます。
待望の湯船登場です!!!
P1310657.jpg


水面と、湯船の高さが水平になったその瞬間浸かってみました。
手前の湯船は、ちょうど37℃ぐらい。ちょうどぬる湯の温度です。
手すりの近くに1ヶ所、大量に熱い湯が湧出している部分があるのですが、
その付近だと海水と混ざって、丁度40℃を超えるぐらい。かなり温かいです。
坂本はいった


足元にワカメや藻が舞うワイルドな温泉!足元はぬるぬる(わらわら)しています。
なんだか、見た目、北海道の「水無海浜温泉」を思い出しませんか?
たて (2)

いろいろ自然の混在物があるので、温泉としての快適さは余りありませんが、
波が打ち付けるたび、覆い被さってくる海水を肌で感じながらの入浴は
自然と一体化しているようで、なかなかのものでした。

薩摩硫黄島の旅・・・まだまだ続きます♪

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Posted at 13:27 | 薩摩硫黄島 | COM(4) | TB(0) |
2013.10.20

鹿児島_薩摩硫黄島_大谷温泉


薩摩硫黄島 掘って入るシリーズ その2。

次も干潮に湧くお湯で、硫黄の香りにうっとりする
「大谷(ウータン)温泉」

海岸から湧く少し白濁した湯を写真で見て感激し
東温泉の次に行きたかったところです。

こちらは潮がしっかりと引いていないと、なかなかお湯が顔を出さない、
と聞いていたので、干潮時間の1時間後(フェリー出発時間のきわきわ)に行ってみました。
大谷いりぐち
※大谷温泉の入口。


大谷温泉へは急な山の斜面を下っていきます。
ダートなどの人が歩ける道は途中からなくなります。
地元の方はすいすい下るようですが、実はこれ、結構息が切れます。。
うきP1310784.jpg

海岸に近づくと、斜面に海外製のペットボトルや缶がいっぱい転がっています。
全て外国から海を渡って漂着したものなんだそうです。
P1310810.jpgP1310490.jpg


一面ミルキーグリーンの海!
海岸へ降りると、昨日までは真っ青だった海が一転し、強い硫黄臭に包まれます(*'▽'*)♪
「わ~、なんかワクワク。。」
P1310809.jpg


よく見ると、海岸に高温の湯だまりができています!!
石は赤茶けて錆色っぽくなっていて、ブクブクと激しく地面から湧いているのが分かります。
これがまた激アツ!50℃以上はあったと思います。
海水をブレンドして調節しないと、とてもじゃないけど浸かることは出来ません。
お湯が湧いている2
※殆ど海水が入っていない状態の湯だまり。50℃~60℃はあります。


お湯は硫黄泉でしょうか?
舐めるとしょっぱく硫黄の味と香りがしっかりとします。「温泉らしい温泉」の印象。
結構熱い


波に近い方の湯だまりです。
湧出してから少し時間が経っているからでしょうか?
よ~く見ると、お湯が白濁しているんです。
白濁

P1310805.jpg


ちょうど、適温になっていた湯だまりに入ってみることにしました。
憧れの「大谷温泉」へ入湯。白濁や硫黄臭を楽しめる分、なんだか気持ちが高ぶります♪
大谷入る
※私が浸かっているところは、海水と混ざって約42~43℃の適温です。


予想以上に快適だった大谷温泉。
一つだけ心残りなのは、もう少し滞在時間が欲しかったこと。

1時間後にフェリー出航という、ハードスケジュールのなかで
「穴の浜温泉」と「大谷温泉」強行したので、
最後の大谷温泉は時間が殆どなく、じっくりと味わうことは出来ませんでした。

干潮に掘って入る二つの野湯の時間配分は、重要課題です(・□・;)

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Posted at 11:54 | 薩摩硫黄島 | COM(0) | TB(0) |
2013.10.16

鹿児島_薩摩硫黄島_穴の浜温泉

「海の底から温泉が湧いていて、一面ミルク色になってるの。
 一見の価値はあるから行ってみるといいわ。
 温泉が砂浜に顔を出すのは干潮の午前7:54前後一時間だけだから浸かれればラッキーよ!」




女将さんが電話で話していた「一面ミルク色」という言葉が頭から離れなかった。
何とか、その光景を見てみたい。そして温泉にも浸かってやるゾ!!
島について二日目の早朝、眠たい目を擦りながら現地へ向かってみた。

「穴(ケツ)の浜温泉」

平家城展望台へ行く途中の道を少し折れると「穴の浜温泉」と記された壺があります。
これが入口の目印。ここから徒歩1分の広場へと下ります。
いりぐち


温泉で海が一面ミルク色に。
目の前にあるのは、まさに女将さんが話していたミルク色の海だったのです。
ミルク色とブルーのグラデーション。それは今までに見たこともないような神秘的な光景!
ぷかぷかと波乗りするウミガメの姿も見られまさに別世界なのです。
海のみるく
P1310745.jpg穴の浜入口


海が見える広場からは、昨年末、島民の方々の手で造られた道を辿って
温泉が湧き出る海岸へと下っていきます。
この道ができるまでは藪こぎをしなくては海岸へ下りれなかったそう。
新しい道


AM6:00
水平線から朝日が上ろうとする瞬間、シャベルを持って掘る場所を探します。
P1310705.jpg


穴の浜温泉では海岸の至るところに温泉が湧いており、
石を退けると砂の間から60℃ぐらいの熱い湯が湧いてきます。
場所によっては、自然湧出している場所もあります。
P1310735.jpg
※温泉が気泡となって湧いている。



思いのほか岩盤が硬かったのと、波が高く掘ってもすぐに水没してしまうことで
なかなかスムーズに湯船をつくることが出来ませんでした。
そして、奮闘してながら約40分経ち・・・




穴の浜温泉♨ 手造り露天風呂 完成~~(*^^)v
やりました~!温かいお湯が湧く自分だけの湯船が完成したのです。
やや浅いのは愛嬌で☆
できた!


AM6:40
初入湯!ようやく出来た湯船に入ります。感動の一瞬。
(浸かってるより掘っている時間の方が長い?・・・ですよね
けつのはま


砂浜をたったの10cm~5cm手で掘ると地面がとっても熱い。
だから、波が被ったってまた掘ればいいんです。
P1310733.jpg


温泉は特に強い香りなどはなく、塩化物泉のように肌にペとペとする感じもありません。
''さらっとした感触の熱い湯'' の印象でした。
穴の浜


この日の朝の出航がなければ、干潮の時間ピンポイントに訪れ
もう少し、簡単に掘られたのかもしれません。

しかし、フェリーとの時間合戦はある程度想定内だったので、
干潮時間よりもかなり前倒しで訪れなくてはいけず・・・・
とにもかくにも、掘って掘って掘りまくりました。

今から振り返っても「穴の浜温泉」は、薩摩硫黄島で廻った温泉の中で
最も体力を要した温泉だったのだと思います(^^;)

☆*:;;;;;;:*☆☆*:;;;;;;:*☆☆*:;;;;;;:*☆
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Posted at 23:37 | 薩摩硫黄島 | COM(5) | TB(0) |