2020.02.15
山梨_コミュニティ温泉でほっこり。
おはようございます。
今年は次男の熱で、毎年作ってるバレンタインの
チョコケーキが作れませんでした(涙)
「はぁ、余裕ないなぁ・・・わたし。」と、
思いながらブログを書いて脳内温泉✨しています。
さて、さて、山梨の温泉旅の続編を書きました。
♪♪======================♪♪
『お風呂沸かしておいたから、ゆっくり入ってね。
あと、鉱泉は出っぱなしだから2つあるカランのうちどちらかはレバーを止めないでね。では、わたしは用があるので、ここで~~♪』
『はい、ありがとうございます!』
お母さんは、そう言って車に乗って出かけられました。
前日の朝、雨の中、管理するお母さんのお家に突然訪ねた私のために、
次の日、お湯を沸かして待っていてくださったのでした。(ありがとうございます。)
ここは、地元の人数人で守られている、
いわゆる「コミュニティ温泉」。
温泉がありそうに見えない、長閑な畑の中にポツンと小屋がありました。

普段は集会所として使われているようで、場所の使用料に関する張り紙なども貼ってありましたよ。

お母さんの「おふろ沸かしておいたから。」の言葉に(どんなお湯なんだろう??)と、ワクワクしながらお部屋の奥にある浴室に行ってみると・・・お!白いポリバスに熱々の温泉がたんまりと^^

しかも、湯船のすぐ上にある塩ビパイプからは非加熱の源泉が絶えず出るので、加熱(浴槽)+非加熱源泉(塩ビパイプ)かけ流しの贅沢な使い方ができるじゃないですかヽ(≧∀≦)ノ

早速入浴してみました。こちらの鉱泉、加温するといい具合にぬるつる感が出て、ローションのような肌ざわりになります。浸かった瞬間、和歌山のツルツル湯の殿堂・奥熊野温泉アイリスパークを思い出した私、『アイリスパークだっ!アイリスパークっ!』って、騒いでいたら仲間が『そこまでのツルツルではないと思うけど・・・確かにしてるね(;^_^A』と笑ってました。常に冷静な友人(笑)

そのぬるつる感に加えて、もう1つ良かったのが、うっすら香る硫黄の香り。仄かで上品な硫黄臭なんです。いいなぁ、好きだなぁ。分析書はありませんが、特徴時には硫化水素イオンを僅かに含む重曹泉だと思います。無色透明だけど、しっかり個性のあるお湯です。

こちらの源泉、40年前に70mほど掘削し湧いたそうで、以来集落の方々で沸かして使うようになったそうです。「コタツでの団欒」と「温泉」・・・こういうコミュニティが日本の各地にひっそりと存在するのが素敵だなぁって思います。

日曜の静かなふるさがり昼下がり。
コタツで暖を取りながら、仲間とお風呂から出た後の感想を共有し合い盛り上がります。同じ趣味を持つ人とめぐる温泉は、なんでこんなに楽しいんだろう^^
旅の終盤を締めくくるのに値する、素晴らしい湯でした。
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2020.02.02
一期一湯に感謝。
『あの、ご自宅のお庭の温泉を見学させていただきたいのですが…』
『…(沈黙)聞いてるよ。温泉入りたい?』
『は、ハイ(⌒▽⌒)』
まずは失礼のないよう見学から…と、恐る恐るご主人の携帯電話にコールしたのは1週間前。まさか、すんなり入浴のご許可をいただけるとは思ってもなく、「入りたい?」と聞かれた瞬間、嬉しさの余り声のトーンがいつもの倍ぐらい上がってしまいました。
ご主人の温泉は毎分800ℓの湧出量を誇る大量のかけ流し。お庭にお湯が出っぱなしになっています。しかも温度は43℃~44℃とご自宅で浸かるのに加温も加水も必要ない絶妙な温度。ご主人のお父さんが掘られたそうで、ご家族で温泉に入られたり、農業用に使われたり今でも守ってらっしゃいます。

浸かると、肌にちっちゃい泡がつき濃厚な鉱物臭と金気の香りがしました。北海道の良質モール泉の宝庫「帯広」のそれにも勝るとも劣らない濃厚で香り高い1湯です。

『どう?楽しんでる?( ´艸`)』
私たちがそのお湯の良さに感激していると、玄関から飲み物片手に笑顔のご主人が様子を見にきてくださいました。

『はい、もう、感激です!ご主人も一緒にいかがですか?』余りにも気持ちよく上機嫌な私、ついつい調子にのってお誘いすると、『いや、いや、俺は毎日自宅の風呂で温泉入ってるからいいよ(´∀`*;)ゞ』と、すかさず返答が(笑)。しかし、こんな湯が毎日お家で浸かれるなんて羨ましい限りです✨

掘削深度1000mで自然湧出です。

あと、素晴らしいなと感じたのは、こちらの温泉のように、個人所有の温泉は(一般の方に開放しないため)何も手を加えないピュア―で新鮮なお湯であることが殆どですが、それらと比べて、営業用である山梨の温泉銭湯の湯のクオリティが見劣りしないということ。
それだけ温泉資源に恵まれ、贅沢にお湯を楽しめる県だという事だと思います。
それにしても、こういう一期一湯の秘湯巡りはやめられないなぁ^^
そして、受け入れてくださったご主人に大感謝です。
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2020.01.31
山梨_新遊亀温泉
甲府には数々の良質なかけ流しの温泉銭湯が存在します。
そういった銭湯でおばあちゃん達に話しかけると、
『うちはすぐ近所だからね、毎日ここにきてるわよ。
友人たちはデイケア―センターとかで入浴するんだけど、わたしはココの湯が好きだから。』
と、決まって熱心な常連さん(ファン?)がついているのも特徴。開店前、外で扉が開くのを待つ人の姿を見ても、甲府の人々にとって♨は生活に溶け込んでいるようにうつりました。
幾つか廻った温泉銭湯の中でも、わたしのお気に入りはココ!!『新亀遊温泉』です(^^♪

まずは、この脱衣所!昔懐かしいレトロ銭湯の雰囲気がプンプンして良くないですか?

で、次に湯使い!べっこう飴のように美しい色をした「優しいモール泉」が、3つに仕切られた浴槽に温度別にかけ流されていて気持いぃー\(^o^)/こんな小さな浴槽に対して湧出量は150ℓ/分なんだから、そりゃあ亀🐢も遊びたくなる贅沢な湯量です✨

※源泉名:遊亀温泉、泉温:45.3℃、pH:8.3、泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉、成分総計:1028mg/kg
※特記:鉱物臭、金気臭
このレトロなライオンの湯口も♡温泉好きのハートをくすぐるなぁ♡♡

いい御湯とレトロな浴室だけなら、未だ他にありそうなんですけど、もう1つこの温泉の良さってのがあってね。それは何かって言うと、常連さんのキャラクターです。常連さん同士はお互いの顔を知ってるから、わたしが一見さんであることはすぐにバレちゃうんですが、それを気遣ってか行く度に話しかけてきてくださいます。『どこから来たの~?』とね。

『この温泉は常連さんもいい人ばっかりでしょ。
番頭が良いからね。( ̄∇ ̄)ハッハ~♪』
と、湯上りに脱衣所で話す番頭のお母さん。この気さくな番頭さんのキャラクターにも癒されます。

湯あがりに、地元の方お勧めの「モツ煮込み」。臭みのないモツとデカ盛りごはん、10分間食、Yeah !!

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「新遊亀温泉(しんゆうきおんせん)」
TEL:055-232-0974
住所:山梨県甲府市太田町11-5
営業時間:14時~22時(日曜は7時~)
料金:400円
2020.01.28
山梨_下部温泉さのや旅館(新年会のいろいろ。)
『新年会をやろうよ (๑•̀ㅂ•́)و✧』
いつもお世話になっている混浴カメラマンのこの一言で始まった2020年 新年会企画。普段から仲良くさせてもらってる方、初対面の方など集まってくださり、1/18から1泊してきました。
温泉ファン同士の交流や情報交換・・・純粋に楽しく、有意義な時間だったなぁ。会場は、下部温泉 「さのや旅館」さんでした。
混浴カメラマンいはく、
「下部を色々廻ったけど24H入浴できるところは少ないし、何より、源泉100%を活かした湯使いがたまらなく良いのよ。」
と、大絶賛だったので、わたしも興味津々。去年の年末、即効ブッキングしちゃいました。「下部温泉」と聞くと、「冷泉」が浮かびますが、ここはそうじゃない!この時期に嬉しい、“あったかい下部”を堪能できるのです^^
【お宿にチェックイン!】
午後4時半!甲府や塩山でおもいっきりお湯を堪能しチェックイン♪いや、久々の本格的な湯巡りだったので、嬉しくって、楽しくって、幸せすぎて・・・・主賓なのに到着遅くてごめんなさいm(__)mあ、廻ったところは後ほど紹介しますね。

旅館というか民宿というか、下部の大型旅館街から少し離れたところにある、こじんまりとしたお宿でした。この規模のお宿は何か落ち着くんですよね、わたし。おっといけない・・・靴がいっぱい。皆さん到着してるようです。

【おふろTIME★】
で、何が素晴らしいかって!この浴室。湧出したての源泉が2つの浴槽にかけ流され、1つの浴槽が39℃~40℃、2つ目の浴槽が42℃~43℃(冬のみ場合によって加温)と、見事に温度別になっています。しっかりとした玉子臭香るお湯は、まるで、和歌山の夏山温泉や熊本の湯浦温泉を彷彿とさせるリラックス系。浴槽の淵を枕にして寝てしまいそうになります。

※お風呂は男女兼用で1つ(空いていれば貸し切り可能)
お湯を口に含むとふわっと玉子味が広がり、それだけでウハウハ♪「今の季節は浴槽の温度がぬるめでごめんなさいね、夏は熱くて汗が止まらいですよ。」と、気を遣われた女将さんがおしゃってましたが、私はこの温めの適温が逆に心地よく、長湯できました。

(好きだなぁ・・・この系統のお湯。)これまで下部温泉は“夏向き”だとか、“香りはない“と、勝手な先入観を持っていたのですが、イメージがガラリと変わりました。

レトロなライオンさんもいらっしゃいましたよ。

温泉ファンなら分かってくださると思いますが、単純硫黄泉の心地良さを絵にかいたようないいお湯♨でした。

※源泉名:下部奥の湯高温源泉、泉質名:アルカリ性単純硫黄泉、泉温:49.4℃、pH:9.4、湧出量:200ℓ/分、成分総計:902.6mg/kg、特記:つるつる感なし、玉子臭、玉子味。
※上の写真:湯気抜き…頑張ってやったんだけど未だ白っぽく見えにくいのはごめんなさい。
【宴会の始まり★】
いつもの通り、楽しくて集中してると写真がないのだけど(( ´艸`)鍋あり、刺身あり、蕎麦あり・・・食事もボリューミーで7500円/泊とは思えない内容でした。 ( ゚д゚)ハッ! 某有名温泉サイトの限定ワインもある!?




という訳で宴は0次回から始まり、1次会、2次会と続きました。住んでる場所も違う、職業も違う・・・・共通点は「ただ温泉が何よりも好き」なだけ。それでも不思議と初対面の方ですらすぐ打ち解け合えるものです。いい仲間に恵まれて幸せ♡

そして、ちょっと話はそれまですが・・・
今回の幹事をしてくださった混浴カメラマン大黒敬太氏による 「絶景 混浴・秘境温泉2020」(昨年12月発売)で、昨年アタックした金華湯の写真が載ってます。これから行く方、ちょっと興味のある方、チェックしてくださいませm(__)m

<amazonリンク>
https://www.amazon.co.jp/絶景-混浴秘境温泉2020年版-MSムック-大黒-敬太/dp/4866325828/ref=sr_1_2?qid=1580191183&s=books&sr=1-2&text=%E5%A4%A7%E9%BB%92+%E6%95%AC%E5%A4%AA
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「下部温泉 さのや旅館」
住所:山梨県南巨摩郡身延町下部991-1
Tel:0556-36-0256
2020.01.02
山梨_玉川温泉
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新年、あけましておめでとうございます。
2020年もどうぞ宜しくお願いします♥♡
以下、昨年、アップしきれなかった山梨の温泉を。
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圧巻の湯量とその鮮度で温泉ファンを唸らせる甲府の温泉。
その中でも特に印象に残った温泉が、ここでした。
「玉川温泉」
長閑な田園風景の中にポツンとある銭湯チックな簡素な建物。
見通しの良い玄関からは、青空を背景に富士山がくっきりと見えます。
生粋の関西人の私にとっては、ちょっと感激な景色でした。

で、一見何の変哲もないこの温泉施設の何が印象的だったのかと言いますと。。。
まずは、この滝のように洗い場を流れる1⃣温泉の量!!。茶色く変色している床の上をざぁざぁと波打って流れているのは全部、湯舟から溢れたお湯だったりするのです。この豪快さに驚愕Σ(・□・;)どちらも毎分119ℓのドバドバかけ流し。手前の湯舟がジェットバスだそうで気泡の関係で少し白濁しています。奥の湯船はモール系の黄色っぽい色です。

※源泉名:玉川温泉、ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉、泉温:40.5℃、pH:8.1、湧出量:119ℓ/分、成分総計:1216mg/kg
「ごぼっ、ごぼっ・・・」と物凄い音をたてて、お湯が入っては出ていきます。浴室の扉を開けた瞬間、思わず(甲府の温泉は洪水が基本か?)と、ぼそっと口ずさんでしまいました。

感激の余り、お湯を見てニタニタしてる私を横目に常連さんはいつものようにお湯に浸かり、いつものように挨拶をしながら湯口周辺のスペースに腰を掛けられます。

それともう1つ・・・印象に残ったことがあるんです。
『おねえちゃん、写真撮っていきなよ。みんな、凄いって言って(温泉の写真)撮っていくよ。』 私が温泉好きで、わざわざ他府県から来たという事を話すとお母さんたちから撮影をお勧めしてくださるのです。こんなの初めて・・・・笑。でも有難いな。

その後も、お母さんたちとの会話は盛り上がり、“お母さんたちが日頃通っている甲府のお勧め温泉”まで教えてくださいました。湯巡りをしていて、地元の方から自分の知らない良い温泉を教えてもらうことが多々あるのでこういう情報収集は大事。興味津々でした( ..)φ

ついつい話がそれちゃいましたけど、何が言いたいかと言いますと・・・
2⃣常連のお母さんたちのあたたかく、オープンなお人柄
それが私の中で、大変印象に残った魅力だったということです^^
温泉って、施設によって常連さんのキャラクターが驚くほど分かれるもの。
常連さんの多い入浴施設において、私のような他府県からの入浴客は、
なかなか地元のコミュニティに入れないものです。
だから、玉川温泉さんのような常連さんのホスピタリティに溢れる温泉施設って、
すごく、すご~く貴重だなって思うのです。
お湯よし、人よし、な温泉でした。
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『玉川温泉』
住所:山梨県甲斐市玉川1038-1
TEL:055-276-3462
営業時間:10:00〜21:00