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2015.05.18

鹿児島_小宝島 人生いろいろ 島の温泉いろいろ

小宝島には珊瑚の岩間や、藪の中・・・
いろんなところから温泉が湧いています。

特に珊瑚の間から自噴するお湯は、干潮時40℃以上あっても海水が混ざってやがて
冷たくなってしまう。
だから、干潮から満潮に向かうちょうど良いタイミングを狙っての湯めぐりとなりました。

それにしても、この島は日差しが半端なく強い(><)
湯巡りの途中、水分補給に何度となく島で唯一の自動販売機に向かうのでした。


【城之前漁港の珊瑚のお風呂】※仮称
漁港から小型ボートをこいで、防波堤の近くにある珊瑚までたどり着くと
そこには、足元からプクプクと自噴する40℃弱の温泉が^^
足元は火傷しそうな程熱いけど、海水が入ってお湯は38℃ぐらいになりました。
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足元から気泡が幾つも湧き、少しこそばいです。
珊瑚の壁で景色は眺めれないけれど、お湯は新鮮で湯泊温泉の次に良い浴感でした。
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細かい気泡が見えますか?
とっても素敵です。
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※気持ちのよいぐらい湧く気泡を動画でお楽しみください↓
【動画】城之前漁港の温泉


【マショ温泉近くの珊瑚の湯】※仮称
珊瑚の窪みから、少量の気泡が湧いています。源泉温度は40℃以上ありますが
海水が混ざるとすぐにぬるくなっちゃうので、干潮から2時間後ぐらいに入湯♪
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【湯川温泉】
藪の中に隠れて湧く、27.5℃のぬるい湯。
強い硫化水素臭がしました。昔は島の人たちが農作業をした後に入っておられたそうですが、
今は誰も入ってないよう。何だかハブが出てきそうな雰囲気(恐)
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【塩湯地獄】
塩湯の源泉にもなっている大きなボッケです。
湯泊温泉のすぐ裏。もちろん焼けどするので、ここは見学のみね。
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【湯泊温泉下の湯】※仮称
湯泊温泉のすぐ下の海岸は底から気泡となって温泉が湧いています。
ここも満潮時にはすっぽり海水がかぶってしまうので、干潮から2時間後ぐらいに浸かります。
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この窪みの底からお湯が湧いています。
湯泊温泉とよく似た濃いめの硫黄混じりの食塩泉です。
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こんな感じで、お昼から夜7時ごろまで
ご飯も食べずに、一心不乱で温泉を捜していました^^

小宝島はすごい!
どこに行っても温泉が湧いている。
こんなにココロ トキメク島はないですね

今回、海が荒れていて渡船で行けなかった無人島の
小宝小島にもリベンジしたいです。

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Posted at 21:43 | トカラ列島 | COM(8) | TB(0) |
2015.05.17

鹿児島_小宝島 真塩温泉(マショ オンセン)

小宝島  「真塩温泉(マショ オンセン)」

珊瑚の岩間に湧く、何とも風変わりな3つの湯船と深緑色した湯。
わたしがトカラ列島に行きたくなったきっかけの一つでもあります。

もともと「真塩温泉」は島の人たちが通うメインのお風呂だったようですが、
地震がきっかけである時から湯が止まってしまい入れなくなったので、
皆の意向で近くにコンクリート製の湯船「湯泊温泉」を建設したそうです。
(その数年後、真塩の源泉は復活したのですが、源泉温度が高く入れなくなった。)

それからは、真塩温泉は主に製塩に使われるようになり
余り人が入らなくなった、と民宿のお母さんが教えてくださいました。
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※珊瑚の岩は崩れやすく、まるで軽石みたいな肌触りです。そこに丸い湯船が3つ。


わたしが入っている湯船はぬるめの38℃ぐらい、底に泥が沈殿していて浸かると
泥湯のような色になります。源泉が適度に混ざった心地の良い場所。
向かって左の乳白色の湯船が源泉槽。60℃以上あり加水しないと入れません。
右側の湯船はかなりぬるめで源泉からも遠いので浴感は余りよくありません。
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※遠くに見えるのは小宝小島です。


手前の湯船が源泉槽です。源泉は硫黄たっぷりの食塩泉。
お塩をつくるための源泉だけあり、強烈な塩辛さと苦味です。
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珊瑚の岩で出来た湯船は、足元がジャリジャリしたり大きな岩があったり
決して快適ではありませんが、これぞ「天然の湯船」を感じさせてくれるものでした。
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「ふぃ~、シアワセ
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手前の湯船には細いホースが差し込んであるのが見えますか?
ここから、塩の精製所までお湯が引かれているんです。
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小宝島の夕刻の風景は、また美しく。
真塩温泉の近くの自然を散策^^
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島のところどころには、こんな巨大な奇岩があり歩いているだけでも飽きません。
行ったことはないけど、アメリカのアリゾナ州とかにありそうな風景じゃないですか?
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ラブチェアー♥ ここで仲良く夕日を見るのかな。
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小宝島の温泉巡り、もう少し続きます



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「真塩温泉(マショ オンセン)」
住所: 鹿児島県鹿児島郡十島村小宝島
料金:無料
Posted at 13:01 | トカラ列島 | COM(3) | TB(0) |
2015.05.16

鹿児島_小宝島 湯泊温泉

「こんな美しいブルーの海は見たことない!」
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トカラ列島に渡って、いや・・・生きてきたなかで、
最も海が美しいと感じたのは、4日目に渡った「小宝島」でした。

わたしは旅に出るといつも温泉ばかり見ているので
「景色」は二の次になってしまうことがよくあるのですが、この島は違いました。

港から自分たちが乗った船を見送るとき、コバルトブルーに白い絵の具を少し混ぜたような
鮮やかな海の美しさが温泉で味わう感激と同じぐらい(もしくはその上?)
自分の心に焼きついています。
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島は、隆起さんご礁が海岸を覆います。さんごは硬くて尖っていて
何とも歩きにくいので、マリンシューズや長靴滑らないような靴で歩きます。
触れたことのない感覚や景色・・・ここが日本であることを忘れてしまいそうです。
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※写真の奇石は「大淵」と言われる。辺りは浅瀬で底まで見渡せる透明度。


「ここにも昔温泉が湧いていたんだよ!」
隆起したさんご礁の間に、その昔温泉が湧いていた窪みがあると言って
島の方が案内してくださいました。
シュノーケリングの後、冷えた身体を温めるために浸かっていたそうです。
もう今は湧いていないのが残念でしたが、岩には温泉が湧いている所だけに繁殖する
「黒い海苔のようなもの」が付着していました。
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※大渕近くの窪み(昔は温泉が湧いていた)


ほら、ここにも♪
赤立神(三角にとがった奇岩)の近くにも、さんごで出来た小さな窪みがありました。
ここにも、昔温泉が湧いていたそうです。
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※赤立神近くの窪み(昔は温泉が湧いていた)


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そして、そして楽しみにしていたのはここ。
島の人たちが自分たちでつくった露天風呂!!
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「湯泊温泉」だよ~!!
周りを海に囲まれているだけあり、潮騒や潮風を感じながらゆったりと浸かれます。
乳白色の露天風呂にうっとりです
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※3つに仕切られている浴槽のうち手前の浴槽がメインで岩の間から源泉が湧いています。
浴槽は約50℃ぐらい(実測)ですが加水して44℃



硫黄を豊富に含んだ食塩泉で口に含むと「しょっぱい!」と叫んでしまうほど塩辛く、
浸かった後は真水で身体を流さないとお肌がぺとぺとします。
「湯泊はガツンと来るから長湯しすぎちゃ駄目よ!」
島の人から前もって注意を受けていたのですが、なるほど、これだけ濃厚なんだと実感♪
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奥の2槽は、海水に温泉が少しだけ混ざっているもので温度は35℃ぐらい。
かなり温度が低いので源泉が湧いているメインの浴槽を冷ますのに使います。
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この日は熱かったので、手前の源泉槽よりもぬる湯の奥の2槽に浸かっている方が
実際には気持ち良かったですけどねてへへ・・・ぬる湯好きなもので。
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湯泊温泉のすぐ横には、もう一つ貯湯槽がありますが、ここは70℃近くあるので
現在は島の人は入浴せず、温泉玉子をつくったりするのに浸かっているそうです。
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付近には温泉蒸しができるところがあったり、砂の中から直接プクプクと高温の
源泉が煮えたぎるボッケもあり、辺り一帯至るところから温泉が自噴していました。
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小宝島

島の面積の殆どがさんご礁や、奇石、ガジュマルなどの木々でつくられていて、
どこに行っても殆ど人と会わない。
まるで無人島に来たような開放的な気分になります。

人口約40人という少なさもあってか、自然との共存というより
大自然の中に、人間が住ませてもらっているような印象を受けました。

小宝島の温泉めぐりはまだまだ続きます♪

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「湯泊温泉(ユドマリオンセン)」
住所: 鹿児島県鹿児島郡十島村小宝島
料金:無料
Posted at 13:42 | トカラ列島 | COM(4) | TB(0) |
2015.05.10

鹿児島_諏訪之瀬島_作地温泉 山の湯

海の湯の次は「作地温泉 山の湯」です。
こちらは、海の湯とはまた別の岸に船で渡り、そこから約1.5時間
沢筋を辿って歩くという行程で、地元のガイドさんの案内でいきました。

山の湯は、接岸する場所が比較的波が落ち着いていること、また岩場が平らで
安定していることから、海の湯よりも山の湯の方が船が接岸できる確率は高いそうですが、
海岸に着いてからの川の遡行(1.5時間)が結構大変なんです。

巨石を上ったり、下ったりを繰り返すのですが足場が悪く何度も川の水をかぶる。
気がつくと登山パンツも顔もびしょ濡れでした。

温泉に行くと言うより、アドベンチャーですね

この日は海は大荒れで、乗っていると左右に物凄い揺れがきました。
港から渡船に乗って8分。「海の湯」よりも更に北東へ向かうと見えてくるのは
今は廃業してしまったヤマハリゾート諏訪之瀬島の跡地。
その昔、ここにも温泉があったようですが現在は露天風呂だけが残っています。
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※ヤマハリゾートがあった場所。


さて!目的地の山の湯入り口に到着。
早速、荷物を最小限に詰めたリュックを背負い目の前の赤い岩へと渡ります。
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ここから山の中へと入っていくのですが、わたし達が戻るまでの間(往復3時間)
船長さんには海上で待機していただきガイドさんと共に温泉へと向かいます。
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※船長さんには暫し海で待っていただきました。動画を撮ってみたよ↓
【動画】山の湯 岸へ渡ったところ。

思ってもみなかった、しょっぱなの藪こぎです!
沢筋に出るまで腰を屈めながら藪の中を歩くのですが
この時点で既に火山灰で身体がドロドロになります。
000000-000000-藪こぎ_R

ほら、つつじもこのように火山灰だらけ。
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山の湯がある沢の入り口です。
沢の下流は、大量の岩と火山灰が被っており足を踏み入れると底なし沼のように
足をとられます。私はマリンシューズで挑みましたが長靴が最適かもしれません。
000000-000000-いりぐち_R

ちょうど、沢の下流にはヤマハリゾートの露天風呂まで引かれたパイプがありました。
昔はこの辺りからお湯を引いていたのだそうです。
150504-012158-沢の下流_R

【1番目の滝】
早速1つの目のお湯の滝が出てきました。巨石をつたって大量の湯が流れます。
この沢の上流が源泉湧出地なので、この辺り(下流)では大分温度が下がっています。
これで32℃ぐらい。それでも、生暖かいですよ。
150504-013737-1番目の滝_R
※強い酸性泉でピリピリします。PH1.5-2ぐらいと推測。
お酢のジュースみたく甘酸っぱい味がします。

【2番目の滝】
こちらも1番目の滝と同じような、生暖かい温度。
小さな滝と湯だまりがあり、安全に湯浴みが出来そうですが、ここでは入りませんでした。
150504-014751-2番目の滝_R

【3番目の滝】
こちらが最もビジュアル的にもワイルドな滝だったかもしれません。
実測37℃ぐらいの湯が3mぐらいの高い谷間から下の岩に打ちつけている様が素敵です。
ちなみに、この滝を超えるため、3mの崖をしがみつくようにして歩くのですが
高所恐怖症のわたしにとって、これが一番恐かったです。
150504-025335-3番目の滝_R
※動画を撮ってみたよ↓
【動画】作地温泉 山の湯 途中の湯滝


途中、土砂崩れで大木が灰や土に埋まって倒れているのを目の当たりにしました。
自然の威力はすごい。こんな大きな木が簡単に倒されるのですから。
000000-000000-流木_R

【4番目の滝】
最奥の源泉地帯の少し下流。この辺りまでくると湯温がグンと上がり39℃です。
温度的に見ても、場所的に見ても、最も快適で安全なのはこの滝だと思います。
150504-023532-4番目の滝_R

「熱い!熱いよ~!」
上流に行くにつれ、益々上がっていくお湯の温度に興奮を隠せません。
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※動画を撮ってみたよ↓
【動画】山の湯 途中の湯滝


【5番目の滝 ※源泉湧出地】
1.5時間の歩きを経て、いよいよ沢の最奥にある源泉湧出地に着きます。
この先には、もうお湯は湧いていないそうです。
7mほどある崖から、44℃の滝が打ち付ける超ワイルドな野湯。
000000-000000-最奥_R

ガイドさんによると2~3年前には、この辺りに快適な湯だまりがあったそうですが、
大規模な土砂崩れが恐らく最近起きて、なくなってしまったそうです。
そればかりか土砂崩れで崖が削ぎ落とされ、今にも土砂が落ちてきそうな雰囲気だったので、
写真をとって早々に帰路につきました。
150504-021547-大ラス_R

44℃なので、打たせ湯をしようと思っても熱くてまともにかかれないです。
苦し紛れに、滝にあたってみました。
「源泉の飛沫で目がしみるし、しかも熱い!!!!」150504-021723-大ラス2_R
※動画を撮ってみたよ↓
【動画】作地温泉 山の湯 源泉湧出地


いや、今思い出しても興奮が鳴り止まないような
秘境中の秘湯でした。

自分の背丈の数倍もあるえぐれた高い崖、岩・・・
時に「凶器」にも変わるような、自然と隣合わせだからこそ、たどり着けた温泉は一段と有難く感じる。

先導してくださる方がいないと自分たちでは到底いきつくことはできないので、
地元のガイドさんに心から感謝したいです。

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「諏訪之瀬島 作地温泉 山の湯」
所在地:鹿児島郡十島村諏訪之瀬島
※漁船をチャーターして、温泉まで歩いて片道1.5時間。ガイドさんが必要です。
Posted at 18:55 | トカラ列島 | COM(9) | TB(0) |
2015.05.10

鹿児島_諏訪之瀬島_作地温泉 海の湯

ゴールデンウィークは鹿児島 吐噶喇列島(とかられっとう)の温泉に行ってきました。
吐噶喇列島とは、屋久島と奄美大島の間に点在する12島のことですが、
幾つかの島には、現在も噴気をあげる活火山もあり、温泉が自噴しています。

鹿児島港からは、週に2便しか連絡船が巡っていないため、
全ての島を1度で廻るには、2週間以上・・・??
とまぁ、相当のお休みが必要なのですが

まずは、最も行きたかった「諏訪之瀬島」「小宝島」の温泉に優先順位を絞り、
5/1-5/7という限られた日程の中、行ってきました。

鹿児島の港を出たのは、夜11時。
諏訪之瀬島に到着したのは、翌朝の8:30でした。

150501-190831-諏訪之島を遠くから_R
※霧の中に浮かぶ、諏訪之瀬島。活火山の御岳は今でも噴煙をあげる。

150501-193210-諏訪瀬島_R
※フェリーとしまが到着。島の男性達が一斉に荷物下ろしたり積んだり忽ち慌しい雰囲気に。

150501-193222-ようこそ_R


民宿で朝食をとったり荷物を下ろしたりしていたら、あっとうい間に13時。
この日の干潮のピーク12時を過ぎたちょうどこの頃、わたし達は渡船に乗り換えて、
目的地の温泉「作地温泉 海の湯」へ向かいます。渡船が通ると、エンジン音で
びっくりしているのか?トビウオの群れが一斉に海からジャンプします。
今まで見たことのない幻想的なシーンに終始、興奮しっぱなし♪
向かう
※動画を撮ってみたよ。見てね。
【動画】諏訪之瀬島 海


出港して10分で、温泉のある岸壁に到着します。
到着と言っても、ちゃんとした港がある訳ではなく、比較的平らな岩に船の舳先を乗せ
舳先をつたって上陸するという何ともワイルドなもの。岩の高さと船の舳先の高さを一致
させないと上陸できないため、干潮から満潮に変わる一定の限られた時間を狙って上陸
しますが、その時間の加減や舳先を岩に接続させる荒技は地元の方のサポートがあってこそ。
わたしたちのような素人だけは絶対に渡れない超難関です。。
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この日は晴天だったのですが、波のうねりが激しく錘のついたロープを
対岸から人が引いて船を固定するという、また難しい上陸方法でした。
「渡船で港のない岸へ上陸するって、これだけ大変なことだったんだ。」と実感・・・
もう言葉に表せない程の感謝です。
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「作地温泉 海の湯」 ついに到着!!
潮の満ち引き、天候など一定の条件が揃った時にしか渡れない超秘湯。
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余りの感動と嬉しさに涙が出そうでした。
これだけの広い湯壷に42℃の快適なお湯が湧いていることに感動です
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実はこの天然の湯壷、見た目は深く見えませんが入ってみると予想以上に深さはあり、
最も深いところだと、160cmの私が立つと湯面が目の位置までくるんですよ。
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温泉がある位置は、ほぼ海の中なんですが全く塩味のない湯で「単純温泉」に近い
ようでした。湯船の中で歩くと、底に沈殿していた砂が舞って忽ちお湯が濁ります。
綺麗な写真を撮りたければ、定位置より動かないほうが良いかもしれません(笑)
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ほら、砂が舞わないと、これだけ底の岩が透けて見えるんです。
美しい天然の湯壷に感謝★
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海の湯の湯口はスゴイ!
岩の間から大量のお湯が溢れてきて、打たせ湯のように肩に当てると
立っていられない程の勢いです。ちょっと打たせ湯で遊んでみました
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※動画も撮ってみたいよ。見てね。
【動画】海の湯

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「海の湯付近の岸に船着場を造るなどこの上陸の難しさを改善して欲しいと言う人もいれば、
秘湯感を維持するため、このまま何もしないで欲しいと言う人もいるんです。
意見が分かれますね、この温泉については。」



海の湯に連れていってくださったガイドの方が、笑顔でそうおっしゃいましたが
その賛否両論になる人々の気持ちが分かる気がします。

「海の湯はこれまで抱いた温泉の概念を覆すほど、自然の雄大さ(それに伴う危険)
を感じさせてくれる温泉でした。
日本全国「秘湯」は数あれど、これだけ限られたタイミングでしかアプローチできない
’’真の秘湯’’は少ないんじゃないでしょうか?

改めて、この素晴らしい温泉に連れて行ってくださった、
諏訪之瀬島の方に感謝したいです。

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「諏訪之瀬島 作地温泉 海の湯」
所在地:鹿児島郡十島村諏訪之瀬島
※漁船をチャーターして、温泉まで向かいます。
Posted at 10:58 | トカラ列島 | COM(6) | TB(0) |