2008.12.29
群馬_万座温泉 湯の花旅館
草津からバスに乗り、
万座・鹿沢駅、万座・鹿沢駅から万座温泉まで路線バス乗り継ぐ。
この間1時間。雪がどっしり積もった山道をぐるぐる上がったり、下ったり、、、
スキーや湯治のお客さんをたくさん乗せながらバスは万座温泉スキー場に向かいます。
万座温泉のスキー場内にはバスターミナルがあり、プリンスホテルや万座温泉ホテルなど、
大きなホテルから地元密着型の小さな旅館まで車で宿泊客を迎えにきてくれます。
しかし、このバスターミナル、雪しかない空き地で停留所らしきものも見当たりません。
このバスターミナルからお宿のお兄さん運転の車で数分山を更に登りますが、
途中で、な・な・なんと、
スノーモービルに乗り継ぎ宿まで行きます。
お兄さんに「しっかり腰に掴まってくださいね!」注意され。1人は運転手席に。
もう1人はモービルに繋がっている荷台に乗り・・・
スキー場をモービルでブーーーーーーンッッッッと駆け抜けます。

「うわぁ気持ちいい!」
そして、ここが本日のお宿「湯の花旅館」さんです。鄙びたいい味を出しています。

もう、スキー場の中だから半端なく寒いし、吹く
宿のお手伝いに来られている若い女性に温かく迎え入れられ、旅館の中へIN。
やっぱりスキー場の中の温泉旅館だけあり、スキー靴を保管する下駄箱があったり、いかにもスキー場の中の飲食店に置いてあるようなでっかいストーブがありました。

ここは、スキーの宿泊というより湯治目的でゆっくり静かな非日常を過ごして欲しいなぁ。
湯の花旅館は周りに大人数収容可の大型ホテルが立ち並ぶ中、
古くから存在する数少ない湯治宿として、今でも湯治客の持病を改善するための取り組みを続けておられます。
それにしても、館内のあちらこちらにある動物の剥製・・・
某TV番組(Tナイトスクープ)でお馴染みの「パラダイス」みたい(笑

自炊場もちゃんとあります!

古めかしい階段を上ります。

私たちの部屋は2階。鄙びた宿の概観からは想像できないくらい新しく、
綺麗に掃除されておりました。

さすが、湯治宿です。お昼間から早速お布団が用意されておりました!
だらだら、寝転んだり、お風呂に入ったり・・・至福の温泉時間、嬉しいかぎりです。

窓からはゲレンデが見えるのですが、見えます??氷がこびり付いて見にくいけど。

小腹もすいたところで、そばでも食べようかな。
先ほどのお姉さんが美味しいお蕎麦を作って部屋に運んできてくださいました。
このお蕎麦、見た目にも美味しそうだけど、食べたら凄い美味しいんです!
具も舞茸とかお葱とか色々な種類がはいっており、お蕎麦もコシがあってツルツルいけました。

さて月見岩露天風呂と、この旅館の名物「さるのこしかけ風呂」にいざ・いってきます!
名物「さるのこしかけ風呂」は、もともと旅館のご主人さまが実母をガンで亡くし、病気に対しての関心を持つようになる。その後、「さるのこしかけがガン封じに効果を発揮する」、とその道の研究家から教わり、早速、万座の山からさるのこしかけを集め、このアイディア風呂を作ったという。
他にも、糖尿病の治癒にも効果を発揮するらしく、口コミを聞きつけた遠方からの湯治客がたくさんくるようです。
「食道がんで体重が激減し余命何年もないと医師から告げられていた男性が、娘夫婦に薦められ、一升瓶に入ったさるのこしかけ風呂の源泉を飲んだら、体がしゃきっとし、元気になった。
「これだ!」と思い、宿にこもって20日間湯治を試みたところ12年ぐらい経つ現在でもお元気にされている。などなどなど。。。。伝説が耐えない魔法の聖水です。
お風呂までのアプローチ。

古めかしい温泉分析表も

こちらが延命の湯「さるのこしかけ風呂」(女性風呂)だー。
ドアを開けると少しの硫黄臭と漢方のような匂いの湯気がもくもく・・・と。窓からは白銀の雪景色が観えます。入ると多少熱めだけど、気持ち草津よりは酸性度合いも強くないようであまり、ピリピリはしませんでした。
さらっとしているんだけど、濃厚な湯の花とブレンドされたコクのある乳白色のお湯は肌にも優しそうでした。
温度、色、湯の感触ともに私好みです。

泉質:含食塩明礬・硫化水素泉。
温度:89.5度。
PH:2.5(ぐらい?)
効能:胃腸病、慢性間接リウマチ、慢性筋肉リウマチ、痛風、神経痛、神経麻痺、
慢性婦人疾患、糖尿病、慢性皮膚病、心臓弁膜症など。
写真はさるのこしかけ、と、マツフジの蔓。
乳白色の万座のお湯とミックスされ、有効なエキスが24時間湯船へ流し込まれます。
さるのこしかけが入っている木箱には白く粘土のような湯の花がべっとり付着しています。
うん!万病に効きそう。
味は、ちょっぴり酸味がある硫黄汁ってところでしょうか。

さるのこしかけって、結構デカイんですね。

「万座よいとこ♪ 一度はお出で♪ ドッコイショ・・・???」
どこかで聴いたようなフレーズ

次は情緒たっぷり混浴「月見岩露天風呂」へ!ここから裸で雪の小道を歩きます。

うわぁぁぁ~。空が近い。

吹雪いていたせいかもしれませんが、かなり温めで、長湯できる温度でした。
湯口には、湯の花がべったり。源泉はかなり熱めだから、その回りにある雪は綺麗に溶けていた。

お地蔵さん?か七福神らしき石造を発見!
「寒いよぉ!誰か雪を拭い取ってくれ」

あぁ幸せ。これがTHE 至福の温泉。日が暮れるまで湯浴みを。
それにしても万座は空との距離が近いなぁ。

夕飯は食事処で食べます。馬刺し、ユリネ/高麗人参/マツタケ/海老の天ぷら。川魚の塩焼き。
まぐろの刺身。お豆腐。とろろ。ポテトサラダ。
そして自慢の鴨鍋うどん。
全体的にボリュームたっぷりでお味も満足のいくものでした。朝食もこの食事処で食べるよ!

鴨鍋うどんは、濃い目の出汁、きのこ、鴨肉、うどんが混ざりあい、
食べてるうちに体がほくほく暖まり、寒さに耐えれるような気がしました。

こちらは湯の花旅館名物「さるのこしかけ茶」。翌日の朝食で振舞ってくださいました。
高麗人参とさるのこしかけ源泉がブレンドされているそう。人参の味が強いけど意外に飲みやすい!

島根の熊谷旅館に泊まって以来の感激がそこにはありました。
過剰なサービスは無いけど、この旅館にしかない特徴のあるお風呂と、
美味しいご飯だけで元気になれる。こんな宿が今後も増えていったらいいなぁと改めて思いました。
ここに居ると、体に良いこと尽くめで、日に日に健康になるように思えます。
本格的に湯治をしたい方。
少し日常から脱出したい方。
本当に温泉が好きな方。
是非、湯の花旅館にいってみてくださいネ。
ただし、スノーモービルに乗るのが怖い方は春・夏・秋に来られることをお勧めします(笑)
「万座温泉 湯の花旅館」(まんざおんせん ゆのはなりょかん)
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村千俣2401
アクセス:JR吾妻線万座鹿沢駅よりバスで40分。JR軽井沢駅よりバスで90分。
TEL:0279-97-3348
宿泊料金:7500円~ (半自炊)4500円 (自炊)4200円
万座・鹿沢駅、万座・鹿沢駅から万座温泉まで路線バス乗り継ぐ。
この間1時間。雪がどっしり積もった山道をぐるぐる上がったり、下ったり、、、
スキーや湯治のお客さんをたくさん乗せながらバスは万座温泉スキー場に向かいます。
万座温泉のスキー場内にはバスターミナルがあり、プリンスホテルや万座温泉ホテルなど、
大きなホテルから地元密着型の小さな旅館まで車で宿泊客を迎えにきてくれます。
しかし、このバスターミナル、雪しかない空き地で停留所らしきものも見当たりません。
このバスターミナルからお宿のお兄さん運転の車で数分山を更に登りますが、
途中で、な・な・なんと、
スノーモービルに乗り継ぎ宿まで行きます。
お兄さんに「しっかり腰に掴まってくださいね!」注意され。1人は運転手席に。
もう1人はモービルに繋がっている荷台に乗り・・・
スキー場をモービルでブーーーーーーンッッッッと駆け抜けます。

「うわぁ気持ちいい!」
そして、ここが本日のお宿「湯の花旅館」さんです。鄙びたいい味を出しています。

もう、スキー場の中だから半端なく寒いし、吹く

宿のお手伝いに来られている若い女性に温かく迎え入れられ、旅館の中へIN。
やっぱりスキー場の中の温泉旅館だけあり、スキー靴を保管する下駄箱があったり、いかにもスキー場の中の飲食店に置いてあるようなでっかいストーブがありました。

ここは、スキーの宿泊というより湯治目的でゆっくり静かな非日常を過ごして欲しいなぁ。
湯の花旅館は周りに大人数収容可の大型ホテルが立ち並ぶ中、
古くから存在する数少ない湯治宿として、今でも湯治客の持病を改善するための取り組みを続けておられます。
それにしても、館内のあちらこちらにある動物の剥製・・・
某TV番組(Tナイトスクープ)でお馴染みの「パラダイス」みたい(笑

自炊場もちゃんとあります!

古めかしい階段を上ります。

私たちの部屋は2階。鄙びた宿の概観からは想像できないくらい新しく、
綺麗に掃除されておりました。

さすが、湯治宿です。お昼間から早速お布団が用意されておりました!
だらだら、寝転んだり、お風呂に入ったり・・・至福の温泉時間、嬉しいかぎりです。

窓からはゲレンデが見えるのですが、見えます??氷がこびり付いて見にくいけど。

小腹もすいたところで、そばでも食べようかな。
先ほどのお姉さんが美味しいお蕎麦を作って部屋に運んできてくださいました。
このお蕎麦、見た目にも美味しそうだけど、食べたら凄い美味しいんです!
具も舞茸とかお葱とか色々な種類がはいっており、お蕎麦もコシがあってツルツルいけました。

さて月見岩露天風呂と、この旅館の名物「さるのこしかけ風呂」にいざ・いってきます!
名物「さるのこしかけ風呂」は、もともと旅館のご主人さまが実母をガンで亡くし、病気に対しての関心を持つようになる。その後、「さるのこしかけがガン封じに効果を発揮する」、とその道の研究家から教わり、早速、万座の山からさるのこしかけを集め、このアイディア風呂を作ったという。
他にも、糖尿病の治癒にも効果を発揮するらしく、口コミを聞きつけた遠方からの湯治客がたくさんくるようです。
「食道がんで体重が激減し余命何年もないと医師から告げられていた男性が、娘夫婦に薦められ、一升瓶に入ったさるのこしかけ風呂の源泉を飲んだら、体がしゃきっとし、元気になった。
「これだ!」と思い、宿にこもって20日間湯治を試みたところ12年ぐらい経つ現在でもお元気にされている。などなどなど。。。。伝説が耐えない魔法の聖水です。
お風呂までのアプローチ。

古めかしい温泉分析表も

こちらが延命の湯「さるのこしかけ風呂」(女性風呂)だー。
ドアを開けると少しの硫黄臭と漢方のような匂いの湯気がもくもく・・・と。窓からは白銀の雪景色が観えます。入ると多少熱めだけど、気持ち草津よりは酸性度合いも強くないようであまり、ピリピリはしませんでした。
さらっとしているんだけど、濃厚な湯の花とブレンドされたコクのある乳白色のお湯は肌にも優しそうでした。
温度、色、湯の感触ともに私好みです。

泉質:含食塩明礬・硫化水素泉。
温度:89.5度。
PH:2.5(ぐらい?)
効能:胃腸病、慢性間接リウマチ、慢性筋肉リウマチ、痛風、神経痛、神経麻痺、
慢性婦人疾患、糖尿病、慢性皮膚病、心臓弁膜症など。
写真はさるのこしかけ、と、マツフジの蔓。
乳白色の万座のお湯とミックスされ、有効なエキスが24時間湯船へ流し込まれます。
さるのこしかけが入っている木箱には白く粘土のような湯の花がべっとり付着しています。
うん!万病に効きそう。
味は、ちょっぴり酸味がある硫黄汁ってところでしょうか。

さるのこしかけって、結構デカイんですね。

「万座よいとこ♪ 一度はお出で♪ ドッコイショ・・・???」
どこかで聴いたようなフレーズ


次は情緒たっぷり混浴「月見岩露天風呂」へ!ここから裸で雪の小道を歩きます。

うわぁぁぁ~。空が近い。

吹雪いていたせいかもしれませんが、かなり温めで、長湯できる温度でした。
湯口には、湯の花がべったり。源泉はかなり熱めだから、その回りにある雪は綺麗に溶けていた。

お地蔵さん?か七福神らしき石造を発見!
「寒いよぉ!誰か雪を拭い取ってくれ」

あぁ幸せ。これがTHE 至福の温泉。日が暮れるまで湯浴みを。
それにしても万座は空との距離が近いなぁ。

夕飯は食事処で食べます。馬刺し、ユリネ/高麗人参/マツタケ/海老の天ぷら。川魚の塩焼き。
まぐろの刺身。お豆腐。とろろ。ポテトサラダ。
そして自慢の鴨鍋うどん。
全体的にボリュームたっぷりでお味も満足のいくものでした。朝食もこの食事処で食べるよ!

鴨鍋うどんは、濃い目の出汁、きのこ、鴨肉、うどんが混ざりあい、
食べてるうちに体がほくほく暖まり、寒さに耐えれるような気がしました。

こちらは湯の花旅館名物「さるのこしかけ茶」。翌日の朝食で振舞ってくださいました。
高麗人参とさるのこしかけ源泉がブレンドされているそう。人参の味が強いけど意外に飲みやすい!

島根の熊谷旅館に泊まって以来の感激がそこにはありました。
過剰なサービスは無いけど、この旅館にしかない特徴のあるお風呂と、
美味しいご飯だけで元気になれる。こんな宿が今後も増えていったらいいなぁと改めて思いました。
ここに居ると、体に良いこと尽くめで、日に日に健康になるように思えます。
本格的に湯治をしたい方。
少し日常から脱出したい方。
本当に温泉が好きな方。
是非、湯の花旅館にいってみてくださいネ。
ただし、スノーモービルに乗るのが怖い方は春・夏・秋に来られることをお勧めします(笑)
「万座温泉 湯の花旅館」(まんざおんせん ゆのはなりょかん)
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村千俣2401
アクセス:JR吾妻線万座鹿沢駅よりバスで40分。JR軽井沢駅よりバスで90分。
TEL:0279-97-3348
宿泊料金:7500円~ (半自炊)4500円 (自炊)4200円
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