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2016.05.22

新潟_鷹羽鉱泉

「鷹羽鉱泉」

新潟 上越エリアにある 標高550mの山奥の一軒宿です。
妙高から車で行きましたが、「本当にこの先に温泉があるの?」というほど疑ってしまうほど
静かな集落を通り抜け、山道を上ってきたところに この宿はありました。

この鷹羽鉱泉、昔は湯治場だったそうで決してアクセスは良い訳ではないのに、
こちらのお湯を求めて地元上越のみならず遠方からもお客さんが来られていたのには驚きでした。

私が訪れた当時、お年をめしたお父さん、お母さんが日帰り入浴のみ受付をされていました。
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お宿は山の上にあり、青空、そしてお花畑、緑に染まった山々が一望できます。
本当に気持ちいい場所!少し迷ったけれど来れて良かった^^
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源泉が大きなドラム缶に溜められていました。タンクの湯は、少し青みがかって見えました。
このすぐ裏に景色を一望できる露天風呂があるのですが、この時はお湯を張っていなかったので浸かることができませんでした。
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館内は、白くなった古い木造の廊下や、所々雨漏りの染みがある天井でかなり歴史を感じるものでした。奥にはお客さんがゆっくりと寛げる休憩室みたい部屋もありました。
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内湯は、男女別で1つづつ。地下100m足らずから湧出する約9.8℃の単純硫黄冷鉱泉は43℃ぐらいまで天然ガスを利用することでボイラーを稼働させ、加温した後、この小さな浴槽に注がれます。時間がたつと、このような白濁したグレー色に変わっていくそうです。
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焦げたような硫化水素臭が鼻をつき、口に含むと苦味も少し感じます。白濁しているので、写真では視認できませんがお湯の中に黒と白2色の湯の華がチラホラと舞っているのも素敵でした。湯船は2人入ればいっぱいの小さなサイズですし、シャワーのような便利品はありません。でもかえって秘湯感があって落ち着きます
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湯口からは、ちょろちょろと加温された湯が出てきます。
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こちらは、男性用の内湯。もともと1つだった浴槽を男性浴槽・女浴槽に区切ったそうで、男性浴室に湯口はありませんでした。
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「こいつは、ダンボっていう名前だよ!」気さくでお喋り好きなご主人が愛犬を紹介してくださいました。シェットランドシープドッグの血が入っているのでしょうか?このワンちゃん、目がつぶらで少し顔が長くて可愛かったです。
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「山間の秘湯」という雰囲気が色濃く漂い、今でも心に残っています。

私が訪問したすぐ後の2014年末に鷹羽鉱泉のオーナーは、
当時のお父さん、お母さんから新しく地元上越出身の方に代わられたとのことで、
今年(2016年)6月ぐらいから再開するべく、現在も準備を進められているそうです。

新しくなった鷹羽鉱泉も楽しみです

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「鷹羽鉱泉」
住所:上越市牧区宇津俣2232
TEL:025-533-6577 
営業時間:9:00-18:00(夏期)、9:00~日没(秋期)
料金:500円 
定休日:火曜 ※降雪してから6月上旬までは冬季休業

(営業時間や料金は2014年9月時点のものです。)
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Posted at 12:57 | 新潟の温泉 | COM(5) | TB(0) |