2016.06.11
島根_鳴滝温泉
島根は大田市にある温泉宿
「鳴滝温泉」さん。
宿は控えめでお優しいお母さんお1人がメインできりもりされており、
普段は地元農家のおじいちゃん、おばあちゃんが休憩に来られたり、湯治目的で農閑期に長期滞在されるそうです。
お母さんお1人なので、あくまで地元の常連さんメインで受付されています。
ちょうど島根の湯巡りをしていた時、わたしたちは「休憩」ということでお昼ごはんをかね伺いました。

お宿は割と大きな道路沿いにあるのですが、どう見ても田舎の親戚のお家のような雰囲気。温泉宿だということは分からないほど、ひっそりとしています。でも、その雰囲気がわたしにとって絶妙に和みました。

源泉は20℃ぐらいの鉱泉なので、私たちが到着するまで予め薪を焚いて
お風呂を沸かしておいてくださいました。


鉱泉は一旦、タンクに溜められた後、鉄分などの成分を濾してから浴槽に注がれるそうで、
白いポリバスに入れられていた湯は想像していたのと異なる透明、無臭でした。肌触りは軟水のように柔らかかったです。

大田近辺の温泉は鉄分が入った茶色い塩化物泉が多いので、ふと疑問に感じお母さんに伺ってみたところ、前述のようにお話ししてくださいました。

もう一つの湯船です。こちらは使われていませんでした。

お昼は、お母さんと娘さんの手造りのお料理をいただきました。ボリュームもあって、心をこめてつくって
くださった田舎料理は残さずペロリ。特に写真のお魚「バットウ(クロメバル)」が美味しかったです。

お母さんの心のこもった手料理と薪で沸かしてくださったホカホカの温泉に癒されるお宿でした。
それにしても、鳴滝温泉のろ過前の源泉はどんなだったのか気になるところです。


帰りに「鳴滝温泉」から比較的近くにある用田温泉(跡)に寄ってみました。もともとこの場所には、温泉宿があったのですが今は宿が廃業し源泉槽だけが残った状態になっています。鳴滝温泉も源泉はこんな赤茶けた色をしているのでしょうか?

※竹やぶの斜面には鉱泉が流れ落ち、辺り一面赤茶けた色に染まっていました。
コンクリートの四角い枡の中を開けてみると、薄いオレンジ色がかった鉱泉が溜まっていました。

写真提供:Thanks!! なおじゅんさん。
源泉槽に刺さっているパイプからもドバドバと鉱泉が漏れ山の斜面に流れ落ちていっていました。
口に含むと金気味とエグ味を感じます。

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「鳴滝温泉」
住所:島根県大田市大田町大田ロ1000
TEL:0854-82-1054
料金:(休憩)1500円~
※日帰り入浴のみは不可