2017.01.09
島根_忍原峡鉱泉
島根に行ったのは、ここへ行くことが目的でした

広島駅からレンタカーを借り大雨の中、約2時間運転。
「楽しみに待っちょるよ~」
と電話口で言ってくれた地元の方を待たせないようにと半ば焦りながら走りました。
この細い路地を通るのは、約2年ぶり。
初訪問で温かく迎え入れてもらった時の懐かしい思い出が蘇り、うれしくなりました。


※忍原峡の古びた木製の見取り図。
川もこの通り増水して濁流になってます。雨は横殴りに近いし、車から降りて1分もしないうちに靴がぐしょぐしょ。
もう少しの辛抱。。。この濁流の先には温かい温泉と人たちが待っているからヽ(´∀`)ノ

漸く、トタン造りの浴舎にたどり着くと、既に宴は始まっていたようで中から笑い声が聞こえてきます。その賑やかな声を聞いて、ドアを開ける前から、にやにやが止まらない。

「お久しぶりです!」
中では地元の方5名がおいしそうなすき焼きを囲んでおられました^^
「この雨の中、よう来たな。さあ座って、食べなさい。」
つい2日前に、急きょ伺うことを決めたので、まさか、こんなご馳走を用意してくれているなんて・・・温かい。

まずは冷えた体を温泉で温めます。
口に含むとシュワシュワっと炭酸が弾け、塩辛さと金気っぽい味♪
う~ん、何というか、塩分たっぷりのサイダーって感じかな


コンクリートの無機質な浴室に裸電球、それと使いこまれた古びたバスタブは、私の好みど真ん中で、いつ来ても魅了されてしまいます・・・


「ワシはこの風呂の何がいいか分からん。」って、地元の人は謙遜しながら言うのに対して、「このお風呂が、いいんです!」とわたし。なんか、きっと、変な人だと思われてるんだろうなぁw

浴舎から2kmぐらい山奥に入ったところに湧く温泉を、地元の人たちは、その昔、五右衛門風呂に溜めて楽しんだそうです。そんな地元の方の思い出が詰まった温泉なのです。



昔からこの地に湧く温泉、そして、その温泉を大事に守ってきた人たち。こうやって、時間を共に過ごしていただけることは、私にとってこの上なく有難い時間です。

幸せなひと時でした。
・・・でも、日帰り島根はちょっとキツイ('◇')ゞ笑
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「忍原峡温泉」
※地元の方数名で鍵を管理されている温泉です。普段は鍵が閉まっています。
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