2017.03.30
宮城_色が変わる廃業民宿の湯
『実は、もう旅館はやめちゃってねぇ。
お風呂はわたしが入っているだけだから散らかっているけど・・・
せっかく来たんだし・・・いいよ、よかったら入りな。』
丘の上に建つ朽ちかけた浴舎の壁に惹かれ、廃業中の民宿さんを訪ねてみたところ、
年老いた女将さんが出てきてくださり、快く温泉に入らせてくださいました。
かつては、多くのお客さんによって使用された温泉。
廃業後は、女将さん専用の温泉として使われているそうです。

こちらの温泉、潟沼(酸性のカルデラ湖)の源泉を使用されています。
「普段は透明なんだけどね。雨が降ったらお湯が突然濁ったりするの。
その日の天気によって色も変わるのよ。」と、女将さんが話してくれました。
「へ〜、すごい!」わたしも興味津々。
温泉が自然の賜物だってことを改めて感じさせてくれる神秘的な現象です。

※分析書非掲載
ちなみに、こちらは、雨が降った日のお湯の色


※画像提供:Thanks!! 現場監督
温度は40℃弱。この時期にしてはやや温めですが、リラックスできました。

強いクレゾール臭(消毒のような香り)や焦げた硫黄臭を放つお湯もある。そうかと思えば、こちらの温泉のように無臭で優しい浴感のお湯もあったり。

同じエリアにこれだけ何種もの特徴の湯を味わえるなんて、
鳴子温泉はホント奥が深いです


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