2018.12.04
兵庫_石上温泉 さざれ石の湯
「定年後、家内と農業を始めてね、
農業用水に使おうと井戸を掘ってたら突然、
湯気が上がって温泉が湧いたのよ。」
と、話すご主人。
世の中には、知恵とお金を絞って地下1000m級をザクザクと掘っても、なかなか源泉に当たらない人もいれば、もともと温泉を掘る予定じゃないのに、偶然温泉を掘り当てる人もいらっしゃる。
ご主人の場合は、まさに後者の「運が強い人」の方だろうなあー。
色々なご縁があり、週末は兵庫県三木市の広大な田畑の中に湧く個人宅の温泉に浸からせていただきました。
写真はご夫婦が暮らすご自宅。農業をやりながら家庭のお風呂で温泉を楽しまれてます。
車が一台通るのもやっとの秘境ですが、近畿地方だとは思えないほど田畑が広大で美しく、現実生活を忘れてしまうような素敵な場所です。

「ゴゴゴゴ・・・・」
ご主人がレバーを開けると物凄い音を立てながら湧きたての源泉と共に仄かな硫黄臭が漂ってきます。(成分表は別の場所にあり未確認ですが)メタケイ規定の冷鉱泉だそうです。

一度タンクに溜めずに直接地表からあがる源泉は香りがしっかりと感じられ、うっすら乳白色がかった新鮮なもの。加温する場合は一旦貯湯槽に溜めるので香りが飛んでしまうんですね。

この日はセーターを羽織ってても寒いぐらいの気温。いっくら、温泉好きと言えども非加熱源泉を浴びるのはさすがに風邪を引きそうなので、あらかじめ用意した高野槙風呂に加熱・非加熱両方の源泉を同時に投入してみました(^^♪

気持ちよすぎて・・・「ハイ、にっこりはん!」
この源泉、加温すると更にツルツル感が増し気持ちいいです。微白濁と滑りのあるテクスチャーはまるで「高保湿化粧水」でした。

香りは非加熱源泉から。つるつる感は加熱源泉から。それぞれの特徴が合わさって、最高のお仕事をしてくれます(^^♪
泡つきはそこまでないですが、浴感は私の好きな高知の郷緑温泉に似ていました。

※分析書未掲載のため泉質は不明。※掘削深度30m、泉温:14.1℃(実測)
「いつか、目の前の畑を活かして、温泉付きの市民農園を開きたいんだ。」
ご主人が密かに抱いている、夢を教えてくださいました。

そんなご主人の話を聞きながら
相槌を打つ、幸せそうな奥様の笑顔。
未だそのライフステージにたどり着いていませんが、
私も、いつか「セカンドライフ」を迎えたら、
大好きな温泉と自然に囲まれて、こんな生活を送ってみたい・・・・
そんな期待をそっと抱かせてくれる
素敵なご夫婦と幸せすぎる時間でした

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一昨日東京から帰ってきました(^^)/
しあわせな関西時間。

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「石上温泉 さざれ石の湯」
住所:兵庫県三木市
(個人宅なので、詳細は割愛しますね。)
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