2019.01.27
兵庫_鍬谷温泉 きすみのの郷(再訪)
温泉ファンのよく使う用語の一つに「今田系」
(廃業、期間限定など諸事情により一時期しか浸かることができない温泉)
というものがありますが、事実、温泉は浸かれる時に浸かっておかなきゃ
そのチャンスを逸してしまうもの。
2009年に行って以来、休業に入ってしまったこちらもそうでした。
(実際には、老人会の方が内輪だけで薪で湯を沸かして入っておられた時期もあるようですが。)
【前回訪問】鍬谷温泉
もともとは地元の老人会の方々がプレハブ小屋で、薪で温泉を沸かしたり、手造りのお惣菜を販売されていた「超 秘湯」でした。決して地元専用という訳ではなく、一般の方も入浴ができたので全国の秘湯ファンが足繫く通いました。
しかしながら、諸事情あり、廃業に追い込まれ約8年間もの間休業されていたのです。
なんと、その超秘湯が市によってリニューアルされたという事で昨日行ってきました。

※以前の影も形もないほどきれいになった鍬谷温泉エントランス
源泉を囲う建物も新しくなっていました。

さてさて、エントランス入ってすぐは食事処兼休憩処になっています。プレハブ小屋時代に比べて随分綺麗になったけれど、地元の方々が話しながらお蕎麦を嗜む姿を見ていると、以前のほのぼのとした雰囲気を思い出します。

【旧鍬谷温泉休憩処(2008年撮影)】
当時は広い和室に簡易テーブルのみ。お風呂上りに地元のおばあちゃんがつくってくれたお惣菜を買って食べました。これぞ秘湯の世界です。

待望の浴室へ。
「うわっ!立派になったなぁ(;^_^A」
湯船も随分と変わって石造りの立派なものになってました。肝心のお湯ですが除鉄され透明になったお湯が加温循環されているようです。本来の微白濁で金気臭がする特徴は濾過されてなくなっていました。

【旧鍬谷温泉湯舟(2008年撮影)】
ちなみに、懐かしい旧鍬谷温泉の木箱湯船だよ(2008年撮影)♪この湯舟におばあちゃん達と肩を並べて入ったの。距離が近いから、同浴の方とも仲良くなれる!秘湯の魅力がいっぱいでした。

確かに湯舟も浴室も快適になっていたけれど、やっぱり「秘湯が好きで、温泉の個性そのままの方が好きな私」にとっては、今の鍬谷温泉より昔の姿のほうが惹かれました。(そっか。。。。( ;∀;)もう、あのお湯には触れることは出来ないんだぁ。)変わり果てた姿にちょっとガッカリしていた矢先、偶然、湯舟で一緒だったお母さんに、いいことを伺いました。
「ここのお蕎麦が美味しくって有名だと聞いてね、息子に連れられてきたの!」
「え!?そうなんですか♪」

早速、気持ちを切り替えて、食い意地全開モードへ食堂へ💛♪(o・ω・)ノ))どうやら、小野の駅前で長年人気店として営業してらっしゃる人気蕎麦屋さんがこちらの温泉施設に入られたようです。私は季節限定の「ひな御膳」をいただきまーす。柚を練りこんだ蕎麦にお塩を付けて食べると、ほんわり柚子の風味があってシャキシャキで美味しかったぁ。

「以前の鍬谷を知ってる人は、なんか物足らん・・・って言いはんねんよ。
今のスタッフは全員、昔の鍬谷は知らんのやけど。」
お蕎麦に喰らいついている私にお蕎麦屋さんのお父さんが話しかけてこられました。
ちなみに、旧鍬谷時代に運営されていた老人会の方々は、リニューアル後殆どお見かけすることがなくなったそうです。
確かに、昔のあの秘湯の雰囲気と含有物そのままの白濁湯を求めてこられていたお客さんにとっては少しパンチがないと感じるかもしれません。
が!!
何より、この柚子蕎麦が美味しすぎてリピートする方は絶対にいるなと確信しました(#^.^#)
そして、わたしも近々、また食べにいきまーす。
ごちそうさまでした!
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「鍬谷温泉 きすみのの郷」
住所:兵庫県小野市下来住町山寄659
TEL:0794-88-8426
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