2020.09.11
北海道_然別峡 かんの温泉 ~その①~
8月末、2泊3日で北海道、行ってました。
ある野湯に行きたかったんですけど、4時間歩いた末に大雨&突風で引き返すことになりました。正直、行きたい野湯を途中で諦めた事は過去に1回あるかないか。だから、とっても悔しかったです。
写真は山歩きの大先輩。トムラウシ界隈のことを何でもよく知り、私よりずっと年上なのにずっと体力のある方。この方に再会したかったのも、来道したキッカケの1つでした。
野湯から引き返した2日目の晩にお世話になったのは、温泉マニアから湧水マニアまであらゆるマニアの関所「かんの温泉」!
宿泊棟に続く坂道にも動物の足跡がかたどられているように、とてつもない大自然に囲まれているお宿。そして、膨大な数の湯船があるんです。私の中では、数あるお宿さんの中で、極めて「北海道らしい」温泉宿だなぁなんて思います。
かんの温泉は3度目の訪問なんですけど、いや~、泊まらなきゃ、温泉宿の魅力なんて語れるもんじゃないですね。色々目から鱗な魅力を改めて感じました。
まずは、声を大にして言いたいのが、①イコロ・ボッカ(宝物が湧くの意味)の湯が抜きんでて素晴らしいという事✨
※ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、56.4℃、pH:7.8、成分総計:3601mg/kg
底から生まれたての源泉が気泡となって湧き・・・もう新鮮そのもの。日帰り入浴の時間が極めて限られた数時間のみなので、この湯に入らず「かんの温泉」の独断のイメージを持っていたのは反省です。
湯面に出来た波紋みえますか?足元湧出。49度近い熱い源泉を加水せず適温に調節するため、手製の熱交換器を使われていますが、そのマニアの心をくすぐる計らいも、またキュンです♡
旧経営者時代のイコロ・ボッカの湯の名は「クロレラの湯」でした。今でも天気のいい日には湯が綺麗な緑色に変わるのだそう。
しかしさぁ~、「なんで、2日とも雨なんだよー(T_T)」と、空に向かって叫びたくなります(涙)
その他、日帰り入浴の棟に行くと、たくさんの湯船があり、分析書上の泉質名は同じながら、特徴や温度が微妙に異なる源泉を楽しめるんです。
まずは「波切の湯」。殆ど無臭ながら僅かに金気臭と塩味のする熱い湯です。
※ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、49.6℃、pH:6.7、成分総計:3949mg/kg
あと発見だったのは、「ウヌカルアンノーの湯」。6年ぶりに訪問したら湯船が析出物に覆われ成長していたこと!
※2014年
☟6年後・・・
ちなみに、「あのフォルムが綺麗な湯船、どうやって造られたんですか?」ってお客さんに聞かれるらしいんですが、宿の方は「あれは温泉の成分に覆われてるだけです💦」って返事するんですって。下の写真を比べてみてね。
※2020年
そうそう、「ウヌカルアンノー」はアイヌ語で(また会おうぜ)の意味。この他、かんの温泉では、「イナンクルアンノーの湯」(幸せになろうぜの湯)とか「イナンクルアンナ―の湯」(幸せになろうネの湯)とか、心に響くネーミングがいっぱい。
それらを見ていると、北海道の人って「穏やか」でいいなぁと思ってしまう(*´ω`)
貸切露天風呂「幾稲鳴滝(いねなるたき)の湯」は、残念ながらパイプにスケールが詰まって閉鎖中でした。この写真は2014年に撮ったもの。当時は露天風呂オープン前のおためし入浴をさせていただいたのでお湯がかなり温く、今回、営業期間中の露天風呂に入れる事を楽しみにしていましたが、かなわずでした。次の課題に^^
かんの温泉の魅力、未だ語りつくせません!
その②へ続く・・・
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