2019.12.07
山梨_杖温泉 旅館 弘法湯
『すみません、明日、日帰り入浴で伺いたいのですが、何時からオープンでしょうか?』(女将)
『何時がいいですか?』(女将)
『・・・・・えっ。』(わたし)
『いや、通常は10時からなんだけど、もし、遠くからきてくださっているなら時間合わせますよ。』(女将)
『いえいえ、ありがとうございます。大丈夫です!10時に伺いますね♪』(わたし)
訪問前日、電話でお宿に営業開始時間を問い合わせた時の女将との会話です。
今回訪れたのは「杖温泉 弘法湯」さん
山梨の湯巡りで一番楽しみにしていたお宿さんだったのですが、もうお会いする前から女将のお人柄が想像でき、余計に訪問が楽しみになってしまいました。

話はそれますが、こちらの温泉街「湯村温泉郷」のことは正直存在自体を知りませんでした。ただ、市街のざわざわした雰囲気から一転した静かな温泉街で、周りにはお寺があったり大変風情を感じるのです。

『いらっしゃい。昨日電話してくださった方ね。どうぞ入って!』
透き通るようなお肌の優しそうな女将さんが迎え入れてくださいました。わたしの想像通り(^^)/とっても素敵な方でした。

※玄関には弘法大師さんがいらっしゃいましたよ。
『お風呂はね、ここの奥なのよ。』
と、浴室まで先導してくださる女将さんについて行く私、廊下の途中で、ど~~しても気になるものがありました。なんとなんと、源泉が蛇口から噴き出っぱなしで洗面器が溢れているじゃないですか!!!!!!!(わ、こりゃ、湯量豊富なわけだわ。)もう、浸かる前から、そのポテンシャルの高さに( ̄▽ ̄)にやり。

浴室は男女別の内湯に加え、「貸し切り湯」があるのですが、これがまたスゴイ!浴室の扉を開けた途端、小さな湯舟に豪快にお湯がかけ流され、洗い場は洪水状態!!!度肝を抜かれる・・・とはこのことで。思わず、富山県の湯谷温泉の洗い場洪水状態を思い出し『湯谷だ!湯谷だ!山梨の湯谷!!!』と訳の分からないことを叫んでしまいました。

36℃体温ぐらいのお湯がこの時期は羊水に入っているかのようにあたたかく、包み込まれるような安心感があるのです。山梨がいい湯多いってのは知っていたけど、、ヤバイ!これは、もう山梨温泉の底力からを見せつけられた瞬間でした。

※無色透明、少し塩味、無臭、つる感なし。※源泉名:地蔵温泉、泉質:ナトリウムー塩化物泉、泉温:37.6、湧出量:253ℓ/分
容赦なく注がれる大量の湯。こりゃ素晴らしい。平日の昼間なのに、お仕事中の方に失礼!昇天しそう。。。

女性専用風呂は大理石を用いた造りで、レトロモダンな雰囲気がまた貸し切り湯と違う趣があります。冬は「源泉温度が低く寒い」と感じるお客さんもいらっしゃるので、男女別内湯のみ少しお湯を絞ってボイラで加温しているそうです。ただ、非加熱の貸し切り湯でも十分温かく感じたので、私としては、やはり、MAXドバドバの貸し切り湯を推したいかな(^^)/

男性専用風呂です。この浴室のすぐ横に源泉があるため、「一番搾り」のお湯を体感できるというメリットはありますね♡

『良かったら、お茶飲んでってね。』
帰りぎわ、女将がお茶とお菓子を出してくださいました。身体はポカポカでしたが、心まであったかくなっていく自分が居ました。日帰り入浴客をここまで、もてなしてくださるのはとっても有難いし、なかなかあることではない。もうこの1湯で満足してしまい、(このまま湯巡りを打ち切って帰っても構わない!)そんな気持ちにさせてくれました。

極上湯のおもてなし、心のおもてなし。
「日本の温泉は素晴らしい」と改めて感じた1日でした。
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『湯村温泉郷 杖温泉 旅館 弘法湯』
住所: 山梨県甲府市湯村3-16-16
TEL::055-252-5105
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