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2008.09.22

兵庫_城崎温泉_三木屋

え~。
あんまり趣旨と関係ないですが・・・
もうこのブログを立ち上げ、旅館を紹介し始めて記念すべき10回目になります!!!
めでたいめでたいたいたい



今回は築82年、木造3階建ての歴史的建造物に泊まる旅でございます。
旅館の名は「三木屋」。城崎温泉街といえば、柳が揺れる風情ある町でお宿もたくさんあるわけですが、、、三木屋さんは中でも一際目立ちます。



多くの旅館が道に面しており、歩道のすぐ前が玄関でありながら、三木屋は少し奥まったところにあるのも嬉しい。
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ここは、志賀直哉ゆかりの宿と言われており、未だに、かつての文豪が愛用した部屋がそのまま残っています。館内どこからでも眺められる日本庭園も大変立派で、この庭を眺めながらなら執筆に励めそうだなと納得です。(私ならせいぜい部屋でゆっくり寝転ぶだけですが)
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ロビーに直哉様の写真が飾ってありました。
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今日のお部屋は2階だそうです・・・
階段をてくてく上がると立派な絵画が・・・
階段や壁、ドアなど一つ一つが当時のまま残されているようで、重みがあり、風格のある内装でした。こういう雰囲気落ち着きますね~ねこ
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さて、待望のお風呂ですが・・・

天然掛け流しだと思って小走りで風呂場までいったものの、「循環ろ過式」だそうで、消毒も一部されているようでした。ん~少し残念kao06でも、PH6.9の柔らかいお湯の質感や、温泉独特の匂いもありますので湯浴みは楽しめます。
泉質はナトリウム・カルシウムなどの塩化物泉です。

あとシャワーがせめて2つ以上あればいいのだけれど。。

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ちなみに、これは初めて知ったのですが、
城崎温泉の旅館一帯は、外湯(人気?)維持のためお風呂のサイズが規制されているようなんです。大きさはともかく、せっかく旅館の造りは立派なのだから湯質だけは拘ってほしかったです。
城崎温泉事体がそんなに湯量が豊富でないのか、公衆浴場への湯の供給を優先するために
旅館には湯を控えさせるように規制しているのか・・・??
なんて、考えてしまいました。

これが、そのお風呂規制札です!
札
これは男風呂だよ~
男風呂



さて、楽しみのお夕食です
内容は地元で獲れる新鮮な素材を活かしたものがほとんど。
ごはん!一番嬉しかったのは、地元・津居山漁港であがった獲れたての蟹aha
まさか、この秋にいち早く蟹がいただけるなんて。。想定外でした♪
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但馬牛も途中で登場~
これも、宿を案内してくださったお兄さんに夕食の内容をお伺いしたとき、
「但馬牛は出ませんッ」っておっしゃてたので、またまた想定外

・・・でも嬉しい!!
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しろ味噌のお鍋です。これも、独特の少し甘みのあるお味噌で美味しかったです。
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ふひゃ~。。よく食べたところで、
外湯巡りにいきますかね。外湯には「一の湯」さんに行きました。
宿から徒歩5分ぐらいなので浴衣に着替えて簡単なポーチだけ持ってお出かけです。
途中の町並み。昔ながらのパチンコ屋さんや射的屋さんが立ち並んでおり、たくさんの人で賑わっていました。特に射的には、子供に返ったかのように夢中でゲームに参加する男性たちで溢れていました。
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こちらが「一の湯」さんです。なんでも洞窟風呂があるらしいよ・・・パトカー
さて湯質ですが、PHは6.91.循環ろ過式併用で、衛星管理のため消毒はしているそう。
「一の湯」さんは消毒臭さは他の外湯に比べれば少なく、洞窟風呂も広々ろして、半露天風呂になっているので、私は結構心地よく、長時間浸かれましたのでお勧めです!

外湯は消毒がほとんどですし、風呂が狭いところだと芋洗いみたいになちゃうから、
皆さんも外湯選びには気をつけてね。
いちの湯
一の湯さんの前あたりで、たまたま年に一回のお祭りがやってました!
第3回「但州湯島の盆」だそう。
富山民謡「おわら風の盆」から着想を得た「城崎小唄」を元に胡弓、尺八、三味線の曲に合わせ編み笠、着物姿の踊り手が温泉街の中心街を練り歩くものです。
小学生ぐらいの女の子も、民謡に合わせて踊りを披露していました。
その顔つきは、舞妓さんも顔負けのしなやかで優雅なものでした。プロですね~。
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踊り1







旅館小林屋さんの周辺です。暗闇の中にある宿のほのかな光、柳が風に揺られ、民謡が聞こえる。
何とも言えない、これが昔から今まで日本の温泉街で継承されてきた“和のこころ”でしょうか。
どことなく、京都の鴨川にも似ているような。
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文豪も愛した宿だけあって、上品で落ち着いた雰囲気あふれる宿でした。

志賀直哉ゆかりの宿「三木屋」
住所:兵庫県豊岡市城崎湯島487
TEL:0796-32-2031

=================おまけ=================


帰りに卵がけご飯で有名な「担熊 たんくま」さん(http://www.eonet.ne.jp/~tankuma/)
に行きました。最近ではマスコミでも取り上げられ行列ができる、なんとこの日も1時間半待ち!
でも待っただけあって、生みたての卵と但馬で獲れた米の絶品卵がけご飯、美味しかったぁぁここの卵がけご飯専用醤油がまた卵と合うんです。
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あと、その名の通り肌がつるつるになる、源泉掛け流しのシルク温泉「やまびこ」(http://www.silk-yamabiko.co.jp/03silk/index.html)にも立ち寄り湯しちゃいました。泉質は、重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉)で、源泉温度は34.4度。PH7.14。
城崎温泉より、こちらは温度が低めなのでゆっくり時間をかけて浸かれます。
重曹泉は本当に湯がトロトロで化粧水要らずの保湿力が良い!やまびこは、概観はスーパー銭湯ぽいんだけど、露天風呂からは豊岡の緑が一望できたり、湯質も良くって飲泉可能で、レベルはかなり高いです。近くには、宿泊施設もあり、宿泊者はこのシルク温泉は無料で入浴できるそうですよ。
しるく温泉


城崎ロープウェイの山頂にある「みはらし茶屋」のだんご。
城崎にロープウェイがあるってこと。皆あまり知らないんじゃないかな??
豊岡市内を流れる丸山川が一望できて見晴らしOKな隠れスポットです。
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