2008.11.03
島根_長命館
ず~っと行きたかった温泉津(ゆのつ)温泉!!!
でも遠くて、なかなかアクセスも悪く、行くことは難しいかと思って半ば夢の夢でした。。
が、
夢がかなって、めでたく、この3連休行ったんです
島根と言えば、最近世界遺産登録された石見銀山(大田市)が有名ですが、その大田市と江津市のほぼ中間の港周辺に、昔ながらの情緒をそのまま残した町があり、それが、この温泉津町です。
温泉津温泉には、約1300年前から湧出していた元湯と、明治5年(1871年)の浜田地震で湧出した震湯の2種類の源泉があり、これが「オール5の湯」(=現在全国で11ヶ所)と言われるほど湯の成分の効能が高く、全国から湯治目的の人々が続々集まる。特に元湯は、かつて原爆症患者の療養地として広島大学医学部が推奨したほどだそうです。
「オール5の湯」と聞いて私が行かない訳にはいきません
インターネットや雑誌で調べるうちに、その時が止まったようなノスタルジックな町並み、温泉郷としてメジャー郡って訳ではないけど、密かに全国トップレベルの湯を守っている姿勢・・・町の魅力にどんどんハマッテいきました。
浜田駅からレンタカーで約1時間・・・ひたすら温泉津に向かって走る、走る。
アッ!温泉津湾が見えてきました!かつて石見銀山の積み出し港として北前船が出入りした穏やかな入江。日本海一本釣り漁の基地港としても有名なんです。いや、渋くないですか?この感じ。
ゆのつの玄関でございます。

やっぱり町を挙げての世界遺産登録バンザイ!おめでとうございます。

こん晩のお宿は温泉津で最も歴史が長い老舗旅館「長命館」です。
最近が景観維持の規制が出来て、木造3階建てが許されるのは、この辺りの宿でも「長命館」の他、ほとんどないそうです。いい味出してますね。
この長命館さんは先ほど少し話した元湯の直営旅館で、旅館の目の前が温泉という好立地!無料入浴券が貰えるのも宿泊者の特権で、好きなときに好きなだけ薬湯に入れるってわけです。これは今までに入った偉い人の名前・・・?
早速、チェックIN。これが館内です。中も重みのある木で出来ていて、床を踏むたびギシギシなります。階段は少し右に傾いていたのが、また面白かったです。

これが目の前にある元湯!レトロ~。
さて、番頭さんにチケット渡したら即効お風呂へ
風呂場に入るなり、鉄っぽい匂いが漂います。浴槽には独特の黄褐色の湯の花がどっぷり付着していて、浴槽は少しサビついているような見た目になっています。その浴槽の中には薄い緑色の湯が入っています。飲泉できますが、苦い+しょっぱい!!でとてもじゃないけど飲めませんので、お勧めは致しません。
PHは書いてないから不明ですが、弱酸性?といったところでしょうか?湯はかなりサッパリしています。温度は49.4度とかなり高め!元湯さんは加水なしの源泉そのままだから、熱いのなんのって。。
浴槽は「熱め」「ぬるめ」「座り湯」3つあるんだけど、地元のおばさんたちは慣れてるのか、
熱めの方に平気な顔で入っているんです。「今日はそんなに熱くねーわ!」だって。。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。効能は神経痛、リウマチ、冷え性、糖尿病、むちうち症、ゼンソク、痔疾、婦人病、骨折、高血圧症だそうです。
私はもちろん、ぬるめの湯で。こん時でもかなり、熱かったんですよ。

これがおばちゃん受けが良い「熱い湯」。49度近くあるから熱湯コマーシャル状態です。

こんな、当たり前のようで忘れてしまいがちなお言葉が貼ってありました。
温泉は自然界からの賜物です。

お次は元湯から徒歩1分のところにある震湯。
ここは昭和30年代に建て直したらしく、元湯よりも近代化されていてながら、昭和の古き良き味を出している建物でした。

震湯は、元湯から管でお湯が運ばれており、少しだけ加水されているので、初めての方には入りやすい温度に調整されています。温度は45.8度。泉質は元湯と基本的には同じです。
やっぱり、あの鉄臭い匂いはします。この独特の、湯にとろみはないんだけど、浸かっている間に体がしっとりと保湿される不思議な入りごこちは元湯と同じです。
地元の人はのほとんどは家にお風呂を持たず、早い人は朝5時から、この薬師湯に一風呂浴びに来るという。本当の意味での公衆浴場文化が根付いているんです。それもそのはず、毎日会うので風呂場でのコミュニケーションは濃い!!お年寄りが入ってきたら見知らぬ人でも背中を流してあげたりするのも普通みたい。

ご飯を食べてから、温泉津の夜の顔を見たくて町をぶらぶら歩きました。
お土産屋「たぬき屋」さんのおばあちゃん。一人でお店切り盛り大変そう。でも生き生きしてる。

・・・と、その時何ともModern~なカフェBARがあるじゃないですか!?この鄙びた町に?一体どんなファンキーな漁師さんか、おばちゃんが運営されているのか!?
と思い店の中に入ると、ドア付近ですれ違ったお若いお兄さんが、この店「路庵(ろあん)」のご主人さん。何でも温泉津生まれの温泉津育ち。大学時代に温泉津の町を出られたそうですが、やっぱり自分の生まれ育った故郷で何かしたい、と、このカフェの他、貸しスペース、お土産*雑貨屋さんを、このエリア周辺に幾つか開業されたそうです。この店長さんみたいな地元の若い実業家が、温泉津の町を活性化させ、温泉遺産を継承していくのでしょうね
店主さんのBlogです。 ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/cafe_roan/36797606.html
お刺身はお勧めの盛り合わせをオーダー。左から「だるま」「いか」「ぶり」「さわら」全て昨日、今日に水揚げされてさばかれた新鮮魚ばかりです。ぷりぷりでウマ~

昭和から時計の指針が止まったままの町「温泉津の町」、そして「この宿」。
神隠しに会えますよ。

「長命館」:(ちょうめいかん)
住所:島根県大田市温泉津町温泉津ロ-208-1
TEL:0855-65-2052
でも遠くて、なかなかアクセスも悪く、行くことは難しいかと思って半ば夢の夢でした。。
が、
夢がかなって、めでたく、この3連休行ったんです

島根と言えば、最近世界遺産登録された石見銀山(大田市)が有名ですが、その大田市と江津市のほぼ中間の港周辺に、昔ながらの情緒をそのまま残した町があり、それが、この温泉津町です。
温泉津温泉には、約1300年前から湧出していた元湯と、明治5年(1871年)の浜田地震で湧出した震湯の2種類の源泉があり、これが「オール5の湯」(=現在全国で11ヶ所)と言われるほど湯の成分の効能が高く、全国から湯治目的の人々が続々集まる。特に元湯は、かつて原爆症患者の療養地として広島大学医学部が推奨したほどだそうです。
「オール5の湯」と聞いて私が行かない訳にはいきません

インターネットや雑誌で調べるうちに、その時が止まったようなノスタルジックな町並み、温泉郷としてメジャー郡って訳ではないけど、密かに全国トップレベルの湯を守っている姿勢・・・町の魅力にどんどんハマッテいきました。
浜田駅からレンタカーで約1時間・・・ひたすら温泉津に向かって走る、走る。
アッ!温泉津湾が見えてきました!かつて石見銀山の積み出し港として北前船が出入りした穏やかな入江。日本海一本釣り漁の基地港としても有名なんです。いや、渋くないですか?この感じ。

ゆのつの玄関でございます。

やっぱり町を挙げての世界遺産登録バンザイ!おめでとうございます。

こん晩のお宿は温泉津で最も歴史が長い老舗旅館「長命館」です。
最近が景観維持の規制が出来て、木造3階建てが許されるのは、この辺りの宿でも「長命館」の他、ほとんどないそうです。いい味出してますね。


早速、チェックIN。これが館内です。中も重みのある木で出来ていて、床を踏むたびギシギシなります。階段は少し右に傾いていたのが、また面白かったです。

これが目の前にある元湯!レトロ~。


風呂場に入るなり、鉄っぽい匂いが漂います。浴槽には独特の黄褐色の湯の花がどっぷり付着していて、浴槽は少しサビついているような見た目になっています。その浴槽の中には薄い緑色の湯が入っています。飲泉できますが、苦い+しょっぱい!!でとてもじゃないけど飲めませんので、お勧めは致しません。
PHは書いてないから不明ですが、弱酸性?といったところでしょうか?湯はかなりサッパリしています。温度は49.4度とかなり高め!元湯さんは加水なしの源泉そのままだから、熱いのなんのって。。
浴槽は「熱め」「ぬるめ」「座り湯」3つあるんだけど、地元のおばさんたちは慣れてるのか、
熱めの方に平気な顔で入っているんです。「今日はそんなに熱くねーわ!」だって。。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。効能は神経痛、リウマチ、冷え性、糖尿病、むちうち症、ゼンソク、痔疾、婦人病、骨折、高血圧症だそうです。
私はもちろん、ぬるめの湯で。こん時でもかなり、熱かったんですよ。

これがおばちゃん受けが良い「熱い湯」。49度近くあるから熱湯コマーシャル状態です。

こんな、当たり前のようで忘れてしまいがちなお言葉が貼ってありました。
温泉は自然界からの賜物です。

お次は元湯から徒歩1分のところにある震湯。
ここは昭和30年代に建て直したらしく、元湯よりも近代化されていてながら、昭和の古き良き味を出している建物でした。

震湯は、元湯から管でお湯が運ばれており、少しだけ加水されているので、初めての方には入りやすい温度に調整されています。温度は45.8度。泉質は元湯と基本的には同じです。
やっぱり、あの鉄臭い匂いはします。この独特の、湯にとろみはないんだけど、浸かっている間に体がしっとりと保湿される不思議な入りごこちは元湯と同じです。
地元の人はのほとんどは家にお風呂を持たず、早い人は朝5時から、この薬師湯に一風呂浴びに来るという。本当の意味での公衆浴場文化が根付いているんです。それもそのはず、毎日会うので風呂場でのコミュニケーションは濃い!!お年寄りが入ってきたら見知らぬ人でも背中を流してあげたりするのも普通みたい。

ご飯を食べてから、温泉津の夜の顔を見たくて町をぶらぶら歩きました。
お土産屋「たぬき屋」さんのおばあちゃん。一人でお店切り盛り大変そう。でも生き生きしてる。

・・・と、その時何ともModern~なカフェBARがあるじゃないですか!?この鄙びた町に?一体どんなファンキーな漁師さんか、おばちゃんが運営されているのか!?
と思い店の中に入ると、ドア付近ですれ違ったお若いお兄さんが、この店「路庵(ろあん)」のご主人さん。何でも温泉津生まれの温泉津育ち。大学時代に温泉津の町を出られたそうですが、やっぱり自分の生まれ育った故郷で何かしたい、と、このカフェの他、貸しスペース、お土産*雑貨屋さんを、このエリア周辺に幾つか開業されたそうです。この店長さんみたいな地元の若い実業家が、温泉津の町を活性化させ、温泉遺産を継承していくのでしょうね

店主さんのBlogです。 ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/cafe_roan/36797606.html
お刺身はお勧めの盛り合わせをオーダー。左から「だるま」「いか」「ぶり」「さわら」全て昨日、今日に水揚げされてさばかれた新鮮魚ばかりです。ぷりぷりでウマ~


昭和から時計の指針が止まったままの町「温泉津の町」、そして「この宿」。
神隠しに会えますよ。

「長命館」:(ちょうめいかん)
住所:島根県大田市温泉津町温泉津ロ-208-1
TEL:0855-65-2052
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湯に浸かる狸を発見したとされる温泉津温泉の起源は、今から約1300年のむかしとなります。現在も元湯である泉薬湯では当時と変わらぬ源泉を使用しています。江戸時代には石見銀山が栄え、一大産業地帯となったこの地域は、銀山閉山後も薬効高い湯の町として人々を惹きつけ...
長命館 | 温泉生活 at 2008.11.04 11:29
?Ų?????ΰ????λ??????????????Τ?????Υ???ä顢????
????ι?? Ų by Goodor Bad | ????ι??罸by Goodor Bad at 2009.01.08 07:39
この記事へのコメント
先日は、リアルに鄙びた温泉津温泉街をご堪能いただき誠にありがとうございました。
湯上がり美女とめちゃめちゃ関西人なノリに楽しいひと時でした、実は翌日の晩も大阪より美女2名ご来店、宿泊予約してなかったようで車中泊ということでしたがこれまた関西人特有のノリノリはハイテンションかつ弾丸トークに圧倒されまくりました(汗)。
・・・大阪人女性に今、温泉津がアツイのか???
いずれにせよ、ぜひまた遊びに来ちゃんさいっ!!
相方様にもよろしくお伝えくださいませ。
PS 今度はトップレス入浴画像でお願いします・・・ポロリ熱望。
湯上がり美女とめちゃめちゃ関西人なノリに楽しいひと時でした、実は翌日の晩も大阪より美女2名ご来店、宿泊予約してなかったようで車中泊ということでしたがこれまた関西人特有のノリノリはハイテンションかつ弾丸トークに圧倒されまくりました(汗)。
・・・大阪人女性に今、温泉津がアツイのか???
いずれにせよ、ぜひまた遊びに来ちゃんさいっ!!
相方様にもよろしくお伝えくださいませ。
PS 今度はトップレス入浴画像でお願いします・・・ポロリ熱望。
Posted by 路庵店主 at 2008.11.04 07:37 | 編集
>路庵店主さま
こちらこそ、楽しい時間に感謝です。
あのお洒落なCAFE風のお店で本格派の新鮮なお魚が食べれるなんて期待以上の料理に大満足でした。温泉津の町をこれからもどんどん盛り上げていきんさい!←方言あってる??
・・・で、そのアツイ温泉津に必ずまた近いうちに遊びいきます。
そんときが楽しみ。ぐふふ
こちらこそ、楽しい時間に感謝です。
あのお洒落なCAFE風のお店で本格派の新鮮なお魚が食べれるなんて期待以上の料理に大満足でした。温泉津の町をこれからもどんどん盛り上げていきんさい!←方言あってる??
・・・で、そのアツイ温泉津に必ずまた近いうちに遊びいきます。
そんときが楽しみ。ぐふふ

Posted by YOOMI at 2008.11.06 00:34 | 編集
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