2013.04.14

広島_篠原旅館 高尾の湯

「うちの温泉はPHっていうんが11もあるんじゃ。
このあたりの温泉では一番ツルツルするよ。

温泉は先代が始めて、私で2代目だけどな、あと継ぎがおらんけ
もう私で最後かなぁと思うとる。じゃけ、私も年やしな後何年続くか。
・・・・まぁ、一度来てみるといいけ♪」


おっとりとした山陰のなまりが印象的なお母さんと
電話で30分ぐらい長話をし、
ますます、お母さんとその温泉に一目逢いたい気持ちが高まりました。

「篠原旅館 高尾の湯」

尾道から車で1時間半山道をぐねぐねと走った島根と広島の境にあり
近くに「備後落合」という無人駅もある、一言で言うと 超・秘境。

到着し、煙突から静かに煙をあげる瓦屋根の木造家屋を見た時
なんだか、ほっとしました。
P1190619_R.jpg

P1190676_R.jpg
※駐車場には温泉水の無人販売機が置かれています。


「こんにちは~!」
ゆっくりと扉を開けると電話のお母さんが裁縫をしながら振り向き
「あら、先日の電話の?」
「そうです。そうです。関西から来るといっていた。」
どうやら覚えてくださっていたようです^^
たかおの湯_Rお金入れる_R


平成16年までは「篠原旅館」という湯治宿だったので、
湯治部屋や自炊棟など、その時代の名残がところどころにあります。
今はこの部屋、休憩室になっているようです。
湯治部屋_R
※部屋のすぐ脇は清流。こんな湯治部屋あったらいいなの世界です。


1Fではお母さんが薪でお風呂を沸かしてくれています。
薪を燃やす匂いが、なんとも落ち着く^^
薪をもやす_R


【川沿いのポリバス】
お風呂は2-3人用のポリバス。
放射能泉なので「あまり直接実感できる特徴はないだろう」と思っていたのですが、
大きく期待を外してくれました!ツルツルとした感触、それに湯船についた析出物
お肌と目でしっかりと楽しむことが出来ます。
P1190636_R_20130414013338.jpg
※源泉名:高尾の湯、泉質:アルカリ性放射能冷鉱泉、PH:11.2、泉温:19.6℃、
無色透明・微かに硫黄臭。飲むと柔らかさと少し甘さを感じる。少し泡もつきます。
※源泉はすべて自然湧出 ※湯船の底に灰色の析出物 ※分析表未掲載。成分総計は不明


蛇口が2つあり、どちらも捻るとドバドバと源泉そのままが出てくるので
湯船の温かい湯を、常に新しい源泉で埋めることができるんです!
蛇口から源泉_R源泉2_R
P1190651_R.jpgP1190653_R.jpg

すぐ横の川のせせらぎが秘湯ムードを高めてくれます
「こころが解れますww」
窓から川_RP1190641_R.jpg


【コンクリートの湯船】
この日は男性用だった浴室はコンクリートの湯船。
川沿いの窓がないので、景観や川の音を楽しむことはできないかも。
男性用_R


まだ先客がいなかったようで、用意された熱々の生源泉の湯面には
白い成分が浮いていました。
P1190672_R.jpg
P1190658_R.jpgP1190657_R.jpg
※写真左上:コンクリートの間からも源泉がちょろちょろ・・・


「高尾の湯」の炊事場も洗面所やトイレに至るまで、ぜ~んぶ温泉水なんだそう。
湯上りに、源泉でたてた珈琲をいただきました(´ε`*人)*.゚・:☆ ほんと、有難いなぁ。
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※写真右上:湯治旅館時代のままの自炊場。


広島には同様の放射能冷鉱泉がいくつかありますが、
「高尾の湯」は私が廻った中で最もツルツルとした感触が強く、印象に残りました。

車で40分ほど走ると、
アルカリ性で源泉が25℃前後の「斐乃上温泉」(島根)などもあり、
エリア的に源泉の特徴が似ているのかもしれません。

濃厚でパンチのある温泉もいいけど、やっぱり私は高尾の湯のような・・・
(つくられていない。)素朴な秘湯感のある温泉が好きだなぁ~。

お湯、人、自然・・・
温泉を好きになった時の原点に立ち返らせてくれるような感動がありました。

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春~よこい(。-ω-。)ノ☆
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「篠原旅館 高尾の湯」
住所:広島県庄原市西城町高尾16
TEL:08248-4-2138
営業時間:9:00~18:00(時間、定休日は電話で要確認)
料金:大人500円
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この記事へのコメント
「温泉を好きになった時の原点」かぁ。。。
オイラは山鹿・平山温泉だなぁ~♪

泉質云々とか、まだよく知らなかった20代、出会った人の優しさや自然の中にとけ込む素朴な雰囲気などが相まって「温泉って気持ちイイなぁ~♪」と素直に感動したのを想い出しました。

それから数十年…
野湯にハマり、スタンプラリーに精を出したりと数々の温泉に浸かって来ましたが、ココの様に湯治場の雰囲気を残した歴史を感じる温泉に出逢うと、いまだにニンマリと微笑んでしまいます。

yoomiさんが、これからの湯旅でも素晴らしい感動を得られますよう祈念しております。
Posted by くまのプー at 2013.04.15 06:23 | 編集
秘湯ムードが漂う外観にお部屋。
私も大好きな雰囲気です。

薪で沸かすお湯もやわらかくてよさそうですね。
入ってみたいです。
Posted by きよちゃん at 2013.04.20 13:35 | 編集
くまのプーさん。

素敵なコメントありがとうございます!
平山温泉・・・私の課題ですね^^;

温泉に興味を持って廻りはじめたころ、インスパイアされた場所
や雰囲気は私も心の中にしっかりと持っていまして・・・
私は島根の三瓶や温泉津でした。
湯治場の雰囲気ってやっぱり魅せられますよね。
Posted by YOOMI at 2013.04.21 21:54 | 編集
きよちゃん。

きよちゃんも好きですか^^
広島と言っても、奥出雲からも、
それほど遠くないんで島根遠征とかねて行ってみてください。わたし、ここのお母さんとお話しするのが楽しくて
いい温泉といい出逢い・・・お金をかけてでも行ってみる価値はあるな~って思います。
Posted by YOOMI at 2013.04.21 22:00 | 編集
YOOMIさん、高尾の湯に行ってきました。
しんしんと雪が降る師走ですが、山間に埋もれた小さな温泉旅館。とても静かな昭和の温もりのある施設でした。
私は山陰及び中国山地を住処としプレゾーンとする者です。
私の方からも、何か情報があれば提供したいと思います。
今年は出雲大社の平成の大遷宮。出雲地方を中心に歩いてみようかな!と思います。良い湯とご縁がありますように!
Posted by ヤマタノオロチ at 2013.12.28 19:51 | 編集
ヤマタノオロチ さん。

コメントありがとうございます。
高尾の湯、私、とっても印象に残っているんです。
広島で、あれだけ風情のある、そしてお湯が純粋に良いなぁと感じる
湯治場があるということが衝撃的でした。

また、お母さんがとてもお優しいのですよね。
恐らく1時間ぐらいこたつに入ってお話ししました。島根もそうですが山陰の温泉は、他のエリアには代え難い独特な秘湯の雰囲気を持っているのではないでしょうか。

山陰の温泉情報、ぜひぜひお願いします!
それと、レポありがとうございました(*'▽'*)♪
Posted by YOOMI at 2013.12.30 00:07 | 編集
 YOOMIさん、一つ言い忘れてた事があります。
 この広島県北部の中国山地の山間では、ワニ(サメ)を食べる習慣があります。
 私もこの高尾の湯から庄原市内に向けて走ったところで見つけた魚屋でワニを買いました。種類はネズミザメということです。
 食べ方は、刺身が一般的な食べ方で生姜醤油で食べるということです。癖は全くありません。身は柔らかいです。湯通しすると、鳥のササミのような食感でサラダに使えそうです。
 あと、備後落合駅は中国山地を代表する秘境駅ですね。昭和・国鉄時代はとても賑やかな駅だったそうです。
 雪の中、YOOMIさんがこの駅のプラットホームで一人ベンチで座っている姿を想像すると、かぐや姫の「なごり雪」がピッタリと似合うと思います。
 さて、正月は雲州(島根県東部)か伯州(鳥取県西部)の湯に浸かり行きます。レポート待っててください。
Posted by ヤマタノオロチ at 2013.12.30 20:58 | 編集
ヤマタノオロチ さん。

あけましておめでとうございます。
サメを食べる週間があるのは知りませんでした。
お正月は、島根か鳥取の温泉ですか(・∀・)いいですね!
わたしは甲信越の方に行ってきます。

今年もよろしくお願いします。
Posted by YOOMI at 2014.01.01 11:54 | 編集
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Posted by at 2015.03.23 21:04 | 編集
内緒コメントさん。

コメントありがとうございます!!
そうそう、地元の方や女将さんとお話しできる時間がまた嬉しいですよね。
女将さんに入れていただいた珈琲美味しかったなぁ。
わたしも建物、お風呂、人のあたたかさ・・・全て秘湯感に溢れていてツボでした^^
共感できて、わたしも嬉しいです。

Posted by YOOMI at 2015.03.24 00:33 | 編集
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