2013.09.16

山口_王司温泉 清龍館

山口県の下関。
民家の庭らしきところに突如現れる「パラソル」と「鄙びた木造の家屋」。

「ど~もココらしい匂いがする」と、
一旦足を止め、中から出て来られた女性に伺ってみる。

「すみません、こちら、王司温泉さんですか?」
「はい、そうですよ!」(ご名答~!)


以前からずっと気になっていた「王司温泉」
戦前に発見されて以来、ずっと湧き続けていると言うその温泉は、
その昔、特攻隊の慰安所の温泉としても活躍した歴史ある一湯なんだそうです。

今は、町の人々の憩いの湯。
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庭先で湯上りに楽しめる冷たい麦茶も用意されていました。
つぎつぎと来られるお客さんは皆顔も見知り。
普段の生活の一部に溶け込んだ温泉の雰囲気です。
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庭の奥には、プレハブの小さな脱衣所小屋。
どこにも「温泉」だと言うことを漂わす張り紙はありません。
入口に掛けられた「よしず」が風にゆらゆら揺られているだけ。
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脱衣所から続く、石の階段を降りると先が浴場となっていました。
昔ながらの湯治場に馴染みある造りです。
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女性専用の内湯は大きな湯船が1つ(45℃ぐらいの加温湯)
小さい湯船がもう1つ(源泉そのまま29.6℃)合計2つです。
放射能泉だから意図的にでしょうか、湯気抜きの窓がなくミストサウナみたいに蒸気が充満しています。
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※源泉名:王司温泉、泉質:単純放射能泉、泉温:29.6℃、PH:7.7



大きい湯船には、石油で沸かされた熱々の湯が投入されるシステムで、
少々熱めの温度で保たれています。私はカランから出る冷たい源泉を
洗面器にいっぱい汲んで、湯船へ足して温度を調節しました。
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放射能泉を加熱しているので、香りや感触は余り感じることはできませんが
歴史が刻み込まれた浴室や湯船の「趣」は格別!
その有難い時間を楽しみます。
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帰りがけに常連のお婆ちゃんに話しかけられました。
「ここの温泉はね、湯を捨ててしまわないといけないほど、たくさん湧いているの。
ぜひ、源泉を見せてもらうといいわよ。」

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おばあちゃんのおしゃった通り、帰りがけに女将さんに源泉が湧く
小屋へ案内していただきました。中にはコンクリートの枡が置いてあり、
もの凄い勢いで透明の源泉が自噴しています。
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「水まき用の水道水以外、うちの生活用水は全部この温泉なの。煮炊きもね。」
想像していたよりも、遥かに大量な湧出量で思わず「凄~い!」と口ずさんでしまう私。
湯は柔らかく、口に含むと少しだけ甘く感じました。
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王司温泉。
どこか長野県の上諏訪や鹿児島の共同浴場を思わせる
風情あるものでした。
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女将さんいはく、共同浴場と併設の「清龍館」も
今までお休みされていたそうですが、
そろそろ、素泊まりから営業を始められるそうです。

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「王司温泉 清龍館」(おうじおんせん せいりゅうかん)
住所:山口県下関市員光町3-4-17
TEL:083-248-1315
料金:250円
営業時間:14:00~20:00 (定休:火曜、金曜)
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この記事へのコメント
案内板もなければ看板もない…一発でわかりましたか?
オイラは、最初に訪ねた時は住宅街をさまよいました。
ある意味、街中の"秘湯"ですよね。

加温無し源泉100%の小さい浴槽は冷たすぎず気持ち良いですよね。
それにしても、浴室の写真がよく撮れてますね~!
冬は湯気モウモウのサウナ状態でとても無理です。

素泊まりから営業を始められるとのこと…朗報を有難うございます。
Posted by くまのプー at 2013.09.17 11:39 | 編集
YOOMIさん こんばんわ
いつも楽しみに読んでいます。

中国地方と兵庫・京都府あたりまでしか行けませんが、YOOMIさんの後を追っかけています。

今年の6月には湯来町 湯の山温泉館と尾道 ゆうじんの湯へ行きましたよ。ゆうじんの湯は細い道をナビに従ってずっと行ったけど、少し大回りをすれば走りやすい道がありましたよ!

昨日9月16日は台風を追いかけて、天橋立に行ったので、京都府 琴引浜の露天風呂に挑戦に行きました。
場所も良くわからなかったので、砂浜まで降りましたが、発見できませんでした。
琴引浜鳴き砂館のスタッフに聞いたら、この台風でお湯もはって無いし、漂着物が湯船に入って、温泉どころでなかったそうです。
せっかく行ったのに残念でした。

極旅も見ていますよ。

下関は遠いけど、いつか行ってみたいですね。

Posted by mako at 2013.09.17 21:20 | 編集
いつも旅の参考に楽しく読ませてもらってます。

またぜひテレビでも温泉紹介してほしいです。
土曜スペシャルは女優の根本さんとのコンビで
美人姉妹みたいでとても好きです♪

もっと温泉番組が増えるといいなあ~
Posted by みちゅ at 2013.09.18 04:38 | 編集
くまのプー さん。

ふふ~(*´∀`*)
今回はパラソルのお陰で一発で見つかりました!
でも、外から改めてみると全く温泉だということはわからないですね。

撮影は、湯気抜きするのに大変でした。。
タオルでレンズをふきふきしないと撮れないですから。
蛇口から出る生源泉をかぶったのが特に気持ちよかったです。
Posted by YOOMI at 2013.09.18 23:08 | 編集
makoさん。

こんばんは( ´∀`)
なんと、湯の山温泉館と尾道 ゆうじんの湯へ行って来られたんですか!?
(なんだか共感できて嬉しいです♪)中国地方の温泉そのものを始め、
施設やお湯を守る人たちまでもが、とっても個性豊かなんで湯めぐりは本当に楽しいです。
毎回なにか、素敵な発見やハプニングがあります。

中でも、ゆうじんの湯は広島にお湯の使い方も含め、
あんなに魅力的なところがあったんだ~!と衝撃を受けました。

琴引浜の露天風呂の露天風呂は残念でしたね!(;_;)
またチャンスを見つけてチャレンジしてください。
とっても良いお湯ですし、管理人のお父さんも良い方でした!
(しかし台風を追いかけて・・・とは、凄い勇気です。)

極旅も観ていただいて、ありがとうございます!!
ご丁寧にコメントいただけて、ほんとに感激です。
Posted by YOOMI at 2013.09.18 23:21 | 編集
みちゅ さん。

こんばんは!!ありがとうございます。
直接感想をいただける機会は少ないんで、嬉しいです(´;ω;`) 涙

土曜スペシャルは、芦川さんや根本さんとだから、
いつも「素」の自分で自由奔放にやらせてもらってます♡♥
お二人とも温泉が本当に好きでいらっしゃるから、ガイドする方も楽しいんですよ。
また、そういう機会がいただけたら頑張ります!

これから温泉番組の季節ですね♪
Posted by YOOMI at 2013.09.18 23:43 | 編集
こんばんは~
久しぶりのLiveです(笑)
数年前から気になってたんですけど、
やっと行く機会に恵まれました♪
ダメもとで昨日TELしたら素泊まりOKとのこと。
誰も宿泊客はおらず、只今、貸切でーす(笑)
風呂も1時間独り占めでした(笑)
昨年8月から宿泊客受け付けたみたいですよ!
Posted by 湯次 at 2017.01.19 23:54 | 編集
湯次さん、

LIVE報告&新しい情報ありがとうございます。
昨年8月から宿泊を受け付けていたとは知りませんでした。
あの木造の宿舎も風情があっていいですね。
おふろ、熱かったでしょ??
・・・私、熱くてゆっくりと入れなかった記憶です(;'∀')

Posted by YOOMI at 2017.01.25 13:06 | 編集
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