2014.04.07

大分_串梶温泉

『串梶温泉』

大分は玖珠にある小さな共同浴場です。

トタン板で覆われた素朴な浴舎の姿や
周りを小川や山に挟まれ、ひっそりと佇む秘湯の雰囲気に、
一目見たとき、何か背筋からぞくぞくとするものを感じました。

地元の方専用の共同浴場なので普段は入ることができないのですが、
今回は、大分で仲良くなったお母さんに特別に連れていってもらうことになりました。
kusikaji.jpg
P1410448_2014040800535265d.jpgP1410442.jpg
※串梶温泉外観。浴舎手前の1本の桃の木が開花していて綺麗でした。



浴室の扉を開けるないなや、びっくり(゚д゚)!
2槽に仕切られた湯舟の正面には立派な薬師堂が建っていて、
まるで湯舟全体を見守っているよう。福島県会津の「湯ノ花温泉 石湯」や「老沢温泉」を
思い起こさせる、神聖な雰囲気が漂っているのです。口を開けたまま、驚きを隠せない私を見て
お母さんが笑みを浮かべながら一言。「何がそんなに珍しいっちゃ
P1410421_2014040722190717a.jpg
※薬師堂の手前の湯舟は43℃から44℃ぐらいの熱め。広い湯舟は40℃ぐらい適温。
※弱アルカリ性の単純泉と推測(分析表は非掲載でした。)


薬師様の下からは、太いホースのようなものが垂れ下がっていて
物凄い勢いでお湯が出ています。その湯量だけとっても圧巻でしたが、
鼻を近づけるとくっきりとしたアブラ臭が漂い、思いがけない出逢いにダブルで驚きました。
薬師堂


「昔は、ここは自噴だったけんね。底も昔は、砂じゃったよ。」
一緒に入っていたお婆さんが小さい頃から通っていたと言う、
共同浴場のことを教えてくださりました。歴史としてはかなり古いようで
昔からこの集落の方に大事に守られてきているようです。
P1410399.jpg串梶温泉1


そして、何より驚いたのが全く恥ずかしさを感じさせない混浴文化の在り方。
お爺ちゃんもお婆ちゃんも、そして、お父さんもお母さんも、
みんな同じ浴槽でお湯を楽しみます。昔ながらのスタイルがそのまま継承されていて、
ここだけ時間(とき)が止まっているかのように感じました。
P1410401.jpg看板



帰りに浴舎の横に、洗濯場を見つけました。
こちらのパイプから源泉が流れっぱなしになっていました。
P1410429.jpg洗濯場

常連さんは、初めての私に洗面器や石鹸を貸してくださったり、
温かく迎えてくださりました。

まるで自分の田舎に帰ってきたかのような郷愁に浸り、
そして、また、極上の「お湯」に浸り。

余りの嬉しさに、胸がいっぱいになりました。

こんな浴場が未だ残っているなんて、
本当に九州って素晴らしいなぁと思います。

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「串梶温泉」(くしかじおんせん)
住所:大分県玖珠郡九重町
TEL:なし
※地元専用浴場です。
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この記事へのコメント
telで聞いたのはココだったのですね~。
名前でピンとこず、この浴室画像を見てピンときました。
入湯記録を見ると2004年にオイラ行ってるわ。
でも見学だけで未湯…洗濯場で浴びたかも。。。(>_<)

相変わらずのリサーチ力に脱帽です(笑)
Posted by くまのプー at 2014.04.08 06:28 | 編集
くまのプー さん。

さすがプーさん、チェック済みなんですね^^
そうかと思いました♪

ここは、雰囲気もさることながらお湯もまさかのアブラ臭がして
良かったです。あの周辺のお湯は、無色透・明無味無臭の単純泉が多いと思っていたのですが
また違うんですね!!ここ最近行った温泉の中で一番うれしくなりました。

Posted by YOOMI at 2014.04.09 13:54 | 編集
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