2015.05.10

鹿児島_諏訪之瀬島_作地温泉 山の湯

海の湯の次は「作地温泉 山の湯」です。
こちらは、海の湯とはまた別の岸に船で渡り、そこから約1.5時間
沢筋を辿って歩くという行程で、地元のガイドさんの案内でいきました。

山の湯は、接岸する場所が比較的波が落ち着いていること、また岩場が平らで
安定していることから、海の湯よりも山の湯の方が船が接岸できる確率は高いそうですが、
海岸に着いてからの川の遡行(1.5時間)が結構大変なんです。

巨石を上ったり、下ったりを繰り返すのですが足場が悪く何度も川の水をかぶる。
気がつくと登山パンツも顔もびしょ濡れでした。

温泉に行くと言うより、アドベンチャーですね

この日は海は大荒れで、乗っていると左右に物凄い揺れがきました。
港から渡船に乗って8分。「海の湯」よりも更に北東へ向かうと見えてくるのは
今は廃業してしまったヤマハリゾート諏訪之瀬島の跡地。
その昔、ここにも温泉があったようですが現在は露天風呂だけが残っています。
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※ヤマハリゾートがあった場所。


さて!目的地の山の湯入り口に到着。
早速、荷物を最小限に詰めたリュックを背負い目の前の赤い岩へと渡ります。
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ここから山の中へと入っていくのですが、わたし達が戻るまでの間(往復3時間)
船長さんには海上で待機していただきガイドさんと共に温泉へと向かいます。
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※船長さんには暫し海で待っていただきました。動画を撮ってみたよ↓
【動画】山の湯 岸へ渡ったところ。

思ってもみなかった、しょっぱなの藪こぎです!
沢筋に出るまで腰を屈めながら藪の中を歩くのですが
この時点で既に火山灰で身体がドロドロになります。
000000-000000-藪こぎ_R

ほら、つつじもこのように火山灰だらけ。
000000-000000-P1010092_R.jpg


山の湯がある沢の入り口です。
沢の下流は、大量の岩と火山灰が被っており足を踏み入れると底なし沼のように
足をとられます。私はマリンシューズで挑みましたが長靴が最適かもしれません。
000000-000000-いりぐち_R

ちょうど、沢の下流にはヤマハリゾートの露天風呂まで引かれたパイプがありました。
昔はこの辺りからお湯を引いていたのだそうです。
150504-012158-沢の下流_R

【1番目の滝】
早速1つの目のお湯の滝が出てきました。巨石をつたって大量の湯が流れます。
この沢の上流が源泉湧出地なので、この辺り(下流)では大分温度が下がっています。
これで32℃ぐらい。それでも、生暖かいですよ。
150504-013737-1番目の滝_R
※強い酸性泉でピリピリします。PH1.5-2ぐらいと推測。
お酢のジュースみたく甘酸っぱい味がします。

【2番目の滝】
こちらも1番目の滝と同じような、生暖かい温度。
小さな滝と湯だまりがあり、安全に湯浴みが出来そうですが、ここでは入りませんでした。
150504-014751-2番目の滝_R

【3番目の滝】
こちらが最もビジュアル的にもワイルドな滝だったかもしれません。
実測37℃ぐらいの湯が3mぐらいの高い谷間から下の岩に打ちつけている様が素敵です。
ちなみに、この滝を超えるため、3mの崖をしがみつくようにして歩くのですが
高所恐怖症のわたしにとって、これが一番恐かったです。
150504-025335-3番目の滝_R
※動画を撮ってみたよ↓
【動画】作地温泉 山の湯 途中の湯滝


途中、土砂崩れで大木が灰や土に埋まって倒れているのを目の当たりにしました。
自然の威力はすごい。こんな大きな木が簡単に倒されるのですから。
000000-000000-流木_R

【4番目の滝】
最奥の源泉地帯の少し下流。この辺りまでくると湯温がグンと上がり39℃です。
温度的に見ても、場所的に見ても、最も快適で安全なのはこの滝だと思います。
150504-023532-4番目の滝_R

「熱い!熱いよ~!」
上流に行くにつれ、益々上がっていくお湯の温度に興奮を隠せません。
150504-024328-P1460723_R.jpg
※動画を撮ってみたよ↓
【動画】山の湯 途中の湯滝


【5番目の滝 ※源泉湧出地】
1.5時間の歩きを経て、いよいよ沢の最奥にある源泉湧出地に着きます。
この先には、もうお湯は湧いていないそうです。
7mほどある崖から、44℃の滝が打ち付ける超ワイルドな野湯。
000000-000000-最奥_R

ガイドさんによると2~3年前には、この辺りに快適な湯だまりがあったそうですが、
大規模な土砂崩れが恐らく最近起きて、なくなってしまったそうです。
そればかりか土砂崩れで崖が削ぎ落とされ、今にも土砂が落ちてきそうな雰囲気だったので、
写真をとって早々に帰路につきました。
150504-021547-大ラス_R

44℃なので、打たせ湯をしようと思っても熱くてまともにかかれないです。
苦し紛れに、滝にあたってみました。
「源泉の飛沫で目がしみるし、しかも熱い!!!!」150504-021723-大ラス2_R
※動画を撮ってみたよ↓
【動画】作地温泉 山の湯 源泉湧出地


いや、今思い出しても興奮が鳴り止まないような
秘境中の秘湯でした。

自分の背丈の数倍もあるえぐれた高い崖、岩・・・
時に「凶器」にも変わるような、自然と隣合わせだからこそ、たどり着けた温泉は一段と有難く感じる。

先導してくださる方がいないと自分たちでは到底いきつくことはできないので、
地元のガイドさんに心から感謝したいです。

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「諏訪之瀬島 作地温泉 山の湯」
所在地:鹿児島郡十島村諏訪之瀬島
※漁船をチャーターして、温泉まで歩いて片道1.5時間。ガイドさんが必要です。
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この記事へのコメント
いや~~~~
ワイルドですね~~~
裸でアドベンチャー(^^♪
Posted by きよちゃん at 2015.05.11 07:08 | 編集
きよちゃん、

想像以上にお湯の滝は素晴らしかったけど
想像以上に、泥だらけになりました(笑)
ほんと、アドベンチャーでした。

土砂崩れとかで年々形が変わっているようで、
そのうち、行けなくなるところも出てきそうです。
Posted by YOOMI at 2015.05.12 17:31 | 編集
ここまでくると、秘湯巡りとかけ離れ
ワイルドすぎますねぇ(^_^;)
行くことはなさそうですが、
ワイルドさを十分堪能させていただきました。
Posted by 湯次 at 2015.05.13 13:22 | 編集
諏訪之瀬島で一緒の宿だったものです。

あれから山の湯のほうにも行けたようですね。

私も以前作地温泉郷に行きたくて役場や島の渡船業者(といっても個人だが)に問い合わせをしましたが、かなり渡るのが難しいとの事で断念したことがあります。

あとトカラの温泉では悪石島の温泉もいいですよ。
海中温泉あり、露天風呂あり、内湯ももちろん、さらに砂蒸というか硫黄蒸まであります。
集落から遠いのが難点ですが・・・


Posted by 西東京人 at 2015.05.15 21:37 | 編集
至福温泉日記が、何だか「YOOMI'Sアドベンチャー日記」になりつつある気配を感じるのはオイラだけ(笑)
普通の温泉で満足できなくなったら…アブナイな~(-.-)

というオイラも、トカラ列島の野湯を拝見して、YOOMIさんの足跡をあトカラ訪ねたくなりました(^^♪
Posted by くまのプー at 2015.05.16 08:32 | 編集
湯次さん。

ワイルド過ぎてごめんなさい!笑
ここは、自遊人という雑誌で過去に特集されてから
ず~~~っと行きたかったんです。
今回やっと願いがかないました。

滝が全て酸性の温泉で、しかも湯量も半端ではなく・・・
自然のダイナミックさを感じれる一湯です^^
Posted by YOOMI at 2015.05.17 18:37 | 編集
くまのプー さん。

>>YOOMIさんの足跡をあトカラ訪ねたくなりました

うまい!笑
段々、巧妙なネタになっていきますね!!
いや、見た目通りワイルドなんですけどね、
でも、お湯の噴出すダイナミックさは物凄い迫力なんです。

何となくカムイワッカ湯の滝(北海道)を思い出しました。
ぬるくて、酸っぱい!で、お湯が豪快に滝になっているところ
とか・・・・・

人が優しいのも素敵★★
トカラ、ハマリそうです(笑)
Posted by YOOMI at 2015.05.17 18:49 | 編集
西東京人 さん。

こんにちは!もしかして、鉄道達人の「先生」の方ですか??
もしそうだったら、諏訪之瀬ではありがとうございました。
書籍のコピーもありがとうございました!

毎晩、宴会で楽しかったですよね♪
わたしにとっては忘れらない旅の思い出です。

あ、それと西東京人さんの島での常連っぷり・・・・
みんな、知っているんですもん。驚きました。さすがです!

今回はフェリーの都合で悪石に行けなかったんですが
行きますよー、間もなく(^0^)
Posted by YOOMI at 2015.05.17 18:53 | 編集
>こんにちは!もしかして、鉄道達人の「先生」の方ですか??
もしそうだったら、諏訪之瀬ではありがとうございました。

はいそうです。
魚釣りのほう皆さんの期待に沿えず残念でしたが・・・
Posted by 西東京人 at 2015.05.18 06:06 | 編集
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